科学的根拠の大切さ

こんにちは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。

今日は朝から恵みの雨となりました。

さて、最近はなぜか健康グッズや健康食品などの業者さんから営業されることが多くなりました。それらの商品を使用してパーソナルトレーニングのコンテンツの中に取り入れてほしいという内容です。当然の如く、お断りさせていただきます。

理由は簡単で科学的根拠が見受けられないからです。

もちろん、科学的根拠が全て正しいとは思いません。

例えば、小さい頃に親から人に嘘をつくな、礼儀正しくしなさいと躾されたり、神仏を大切にしなさいなどの人間社会で生きて行く上で大切な道徳は科学を越える大切なものです。

目に見えるものが全て正しく、目に見えないものが存在していなくて正しくないとも思いません。

かつて、私も新山下のヨットハーバーでUFOを見たことがあります(笑)

現代は様々な健康法が存在していて、信じるものは救われるという言葉が存在しているように、科学的根拠がなくてもそれらの健康法を信じている方が実際に健康になり、救われたのならそれはそれで良しだと思います。

しかし、パーソナルトレーナーという立場ではそういうわけにはいきません。

なぜなら、生きている人間を相手にしていて、運動で健康を手にいてるためには解剖学、生理学、運動学、は必須になります。それらがなくて多くの方の目標達成を成し遂げることは不可能です。

例えば、腕がしびれいてるとします。

これを科学的根拠がなく、原始的な考えを基に対処しようとした場合、患部にシップや塗り薬、鎮痛剤などをしようとします。もっと昔の原始時代はしびれが出ている部分を石など使って叩いたりするかもしれません。

当然、このようなことをしても改善される確率が非常に少ないかもしれません。

なぜでしょう?

鎮痛剤などで痛みが緩和したとしても、姿勢や動作のパターンが痛みの原因なら、それをどのようなメカニズムで姿勢や動作が変わってしまったのか分析しなくはいけません。

先ほどの例ですと、姿勢がわるくなり首を横に倒す前斜角筋(ぜんしゃかくきん)と中斜角筋(ちゅうしゃかくきん)の間、もしくは腕を上に挙げる時に鎖骨(さこつ)と第1肋骨の間にある腕神経叢(わんしんけいそう)が挟まる胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)という可能性が解剖学を通して分かってきます。

これは解剖学という科学的根拠があるから導き出すことが出来るわけです。

そんなわけで、今日も進化できるように頑張りたいと思います。

貴重なお時間を誠にありがとうございます。

パーソナルトレーニングに関するお問い合わせはmiyahara8145@me.comまでお願いいたします。

 

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