最後まで活用

こんばんは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。

今日も素晴らしい秋晴れで仕事が順調に進めることが出来てありがたい限りです。

さて、今日は外反母趾についてです。外反母趾がなぜいけないのか?について少しでも解明が出来て、この記事がお役に立つことが出来たら嬉しく思います。

結論から先にお伝えすると外反母趾になると長母趾屈筋がうまく働かなくなり、前方に進むために地面を蹴りだす本来の歩行動作が出来なくなります。

なぜかと申しますと、我々が普段なんてことなく行っている歩行という動作は結構きめ細かいです。

例えば、歩行の時に使用されている筋肉は、

  • 大臀筋
  • 大腿四頭筋
  • 大腿二頭筋
  • 腓腹筋
  • ヒラメ筋
  • 長母趾屈筋

全体重が足裏全体にかかり、前方に進んでいくために、身体の前傾に伴って重心が前方に移り、最後に活動する筋である長母趾屈筋により蹴りだされていくという流れを外反母趾が止めてしまいます。

本来働くべきはずの筋肉が働かなくなるということは、それだけ歩くという動作のスムーズさも失われるので、何かしら問題が生じるのはイメージしやすいと思います。

 

その問題とはズバリ、フォアフットロッカー機能が使われなくなってしまいます。

歩行にはロッカー機能というものが存在しているお陰で、ヒトの歩行は全力を出さなくても効率よくできるようになっています。

ロッカー機能とは、

  • ヒールロッカー=踵が軸となり、足部が前方に回転
  • アンクルロッカー=足関節が軸となり、身体が前方に回転
  • フォアフットロッカー=前足部が軸となり、踵が浮き足部が前方に回転

長母趾屈筋が使われなくなると、最後のフォアフットロッカー機能を活用できなくなるので、気をつけたいところです。

本日は以上となります。