運動指導者はもっと勉強しても良いのでは?

こんにちは、横浜本牧のパーソナルトレーナー宮原崇です。

今年の仕事初めは3日から始まり、気づいたら9日です。

ありがたいことにに23日まで休み無しで20日間連続で仕事です。

家族との時間も大事なので隙間時間を上手く活用したいと思います。

さて、日頃お客さまとのパーソナルトレーニングセッションで時々困ることがあります。

それは、身体に対してあまり優しくないトレーニング理論や実践方法を覚えて、身体に負担を掛けているにも関わらず、それが正しいと思い込み、長年その方法を行っているのです。

分かりやすい例は、スクワット時に『膝をつま先より前に出ない』です。

皆さんも一度は聞いたことがあるかもしれません。

膝をつま先より前に出すと膝を痛めてしまう、という理由でこの方法をスタジオのインストラクターに指導を受けたのがきっかけでこの方法を行っている人は驚くほど多くいます。

パーソナルトレーナーや長年筋トレを実践しているトレーニング愛好家の皆さんの中では常識なのですが、膝を前に出さない方法で可動域を目一杯までしゃがむフルスクワットなんて出来ません。

また、専門用語になりますが、モーメントアームのことを考えても大腿四頭筋(だいたいしとうきん)という太ももの前の筋肉を鍛える時はあえて膝を目一杯出す『シーシースクワット』という種目もあります。

それで膝を痛めたなんて聞いたことありません。

むしろ、つま先の向きを外に向けた状態で行うスクワットの方が痛める可能性は高いです。

理由は下腿が外捻れが繰り返されて、本来の膝の動きでなくなってしまうからです。

『膝をつま先より前に出してはいけい』はもう都市伝説というよりも原始時代の話だと私は思います。

それぐらいナンセンスです。

これも数十人をスタジオで指導している勉強していないインストラクターに責任があると思います。もちろんパーソナルトレーナーに負けないくらい勉強されているインストラクターの先生も多くいらっしゃいます。それもかなりの格差があります。

しかし、その数もごく少数ではないかと思います。

人を沢山惹き付けられる能力と同時に健康に役立つ技術も身につけていただきたいと切なに思います。

フィットネスの専門職以外の方は身体に関することは明らかに正しい情報を手に入れていることが少ないので、指導する側の人間は人一倍勉強して、それを人々に伝えていく責任があると思います。

本日は以上となります。