Upper-Crossed Syndrome(アッパークロスドシンドローム)

こんにちは、横浜本牧・中華街で活動しているパーソナルトレーナーの宮原崇です。

今回のテーマのUpper-Crossed Syndorome(アッパークロスドシンドローム)とは写真①の状態ことを言います。はやい話『猫背』です。

upper-crossed写真写真①Upper-Crossed Syndorome

姿勢の特徴としては、背中が丸まり頭が前に出ています。長時間座る習慣が長い方やデスクワークの方に多いと言われています。

では筋肉的に見てみるとどのようなことが言えるのでしょうか?

大きく分けて短縮している(緊張)筋肉と伸張している筋肉(緩んでいる)があります。

この背中が丸まり頭が前に出ている姿勢の短縮している筋肉は大胸筋、小胸筋、肩甲挙筋、大円筋、僧帽筋上部、三角筋前部、肩甲下筋、広背筋、大円筋、胸鎖乳突筋、頭直筋、斜角筋です。

逆に伸張している筋肉は菱形筋、僧帽筋下部、三角筋後部、小円筋、棘下筋、三角筋後部、頸長筋、頭長筋です。

これらが分かった上で次に行うことは短縮している筋肉をストレッチ。

伸張している筋肉を鍛えます。

つまり、お互いに足りない要素を取り入れてバランスを良くします。

ただし、人により単一の筋肉だけで改善策が済んでしまうケースもいらっしゃるので個別性を考えて実施する必要があります。また、一つずつ紐を解くように問題点を洗い出して行くのは非常に時間がかかりますので、現場ではグローバル的な手法で行っていく方が現実的で何が本当の問題点なのかだったのが分かりやすいです。

ではなぜ写真①のような姿勢は改善した方が良いのでしょうか?

背中が丸まった状態で棚の上に物を運んだり、野球でボールを投げたり、水泳でクロール、ゴルフのスイングなどを行うと身体の幹である胸郭が本来の可動性を持たないことにより肩、腰、首、股関節、膝などに大きく代償運動が起きて必要以上に肩、腰などが頑張ってしまい、怪我や痛みのリスクを大きくしてしまいます。その為胸郭を広げることにより(正確には上位胸郭と下位胸郭の使い分けが必要です)これらのリスクが改善されます。

そこで私はパーソナルトレーニングの中でこのような方への対策としては体幹の上半分を占めている胸郭に写真②のリアラインコアを装着していただいて簡単な運動をしていただきます。リアラインコアを装着することによりダイナミックに胸郭の歪みが改善されます。人により、リアラインコアを付けていない首、鎖骨の周り肩甲骨周り、股関節より下の太ももの横、膝、足首、足部の硬さや筋力不足などに関してはストレッチ、筋膜リリース、運動で補っていきます。

IMG_3418写真②リアラインコア

皆さんの健康の為にこの記事が少しでもお役に立つことが出来れば幸いです。

本日は以上となります。

最後までお読みくださり誠にありがとうございます。