痛みを繰り返す前に正しい身体の使い方を!

おはようございます。パーソナルトレーナー宮原崇です。

フィットネスクラブなどで「お勧めの治療院はありますか?」と聞かれることが多々あります。それに対して「ありますけど、いかがなさいましたか?」とお伺いさせていただくと、「デッドリフトを行った翌日から腰痛になった」と仰います。痛みがあるので、治療院あるいは医療機関での受診は間違いないです。

高重量にこだわりすぎて、左側のよう姿勢になっている方はかなり多い印象です。

そのようなご質問に関してはその場の空気を読んで、近隣の治療院をお勧めさせていただくのですが、トレーニングが原因で痛めた場合、そのトレーニングフォームあるいはその前段階として、そのトレーニング種目で負荷を掛けても痛みが出ないように、「カラダの正しい動かし方」を習得しない限り、ゴッドハンドと呼ばれる治療家の治療を受けたとしても、腰を痛めるようなカラダの使い方をしてトレーニングしたら、一生痛みと付き合うか、その種目を避けてマシンに移行することになります。

特にデッドリフトでは床からではなく、ハーフポジションで高重量で背中の大きな筋肉を鍛える種目では重量に拘りすぎるあまり、腰骨が曲がり、股関節の動きが疎かになりがちになります。ちなみに、50kgの重りを床から持ち上げる時には腰が曲がった状態ですと、腰に約700kgの負担が掛かると言われています。

身体のケアと同じくらい大切なのが「正しい身体の扱い方」ですので、ぜひ正しい知識を持って、むやみやたらに重りを持ち上げて大事な身体を痛めつけるのはお勧めしません。筋肉を発達させると同時に機能的な身体づくりも同じくらい行うことが中高年にとって大切です。