ひざ痛いのに股関節が原因なの?

おはようございます。パーソナルトレーナー宮原崇です。

昨日は休日でしたが、みなとみらいの介護施設に入居されている95歳の女性に会ってきました。88歳の時に大腿骨骨折からパーソナルトレーニングでご自宅で歩行ができるようになり、階段の上り下りや台所でりんごを剥いたりとある程度のことは出来るようになっておりました。昨年からご家族の諸事情で、ご自宅から介護施設に入居をされておりましたが、横浜の中心街から少し遠くの方に転居されるとお伺いしていたので、以前に一緒にご自宅の近所の桜を見に行った時の写真を現像してお渡しするとお約束していたのですが、なかなか渡せなかったので、昨日約束を果たす為にも写真を持参して会ってきました。

お会いして様々な気持ちになりましたが、パーソナルトレーナーとして出来ることは精一杯行ったつもりなので、今度はなにか違う形でこの方と関係性を築けていたらと考えております。この方から「やりたいことは若いうちになんでもやりなさい」ということを日頃から言われて、私自身随分と勇気を頂き様々な行動に繋がりました。その為、恩返しが出来るうちに自分なりに出来ることを行いたいと思います。

さて、先日「ひざが痛い」という方に向けて、身体の動かし方をチェックさせていいただきました。意外だと思われるかもしれませんが、「ひざが痛い」という原因はなんと「股関節」にありました。「え?ひざが原因でないの?」と仰る方非常に多いですが、股関節を形成している大腿骨の下にはひざ関節があり、その下には足首の関節があります。

これは「運動連鎖」という言い方もするのですが、一つの部分が歪んでいるとその上下にも影響を及ぼす「だるま落とし」を想像していただけると解りやすいかもしれません。今回のケースも大腿骨の形状によって、ひざへのストレスが出ていたパターンでしたので、先ずは股関節の状態を良くしていく、運動方法をお伝えさせていただきました。