呼吸=延髄(えんずい)

こんにちは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。

あと1週間後には第452回本牧のお祭りが始まるので、楽しみです。

さて、一昨日の勉強会で参加者の有名トレーナーさんから講師に向けて、正しい呼吸ができなくなるのは延髄(えんずい)による影響かどうか?という質問がありました。

呼吸と延髄(えんずい)に影響を与えるという視点が流石だと思いました。

トレーナーとして筋肉に着目ばかりしがちですが、全身の機能から健康を捉えることの重要性を再認識させられた次第です。

勉強高度専門職として学びの場に行くことは生涯において継続は必須です。

本題に入りましょう、延髄(えんずい)は橋(きょう)、中脳(ちゅうのう)の3つを合わせて脳幹といいます。

脳幹とは脳神経が12対存在していて、とても大切な部分となります。

今回のテーマの延髄(えんずい)は12対の脳神経のうち下から4つ(舌下神経、副神経、迷走神経、舌咽神経)に関わりがあります。

特に迷走神経は呼吸運動を調節する役割を持っています。

息を吸って肺が膨らむと、気管支にある信号が迷走神経を介して息を吐くことを促したり、喉に異物や煙が入ると迷走神経を介して咳を起こさせたりします。

また呼吸の主役である横隔膜(おうかくまく)を働かせるのも元を辿ると延髄(えんずい)になります。

呼吸をリズムよくさせるためには延髄(えんずい)と橋(きょう)が協力しあう必要があるのもとても面白いです。

延髄(えんずい)で呼吸のリズムを作ったら橋(きょう)で一度フィルターをかけて、正しい呼吸リズムがつくられます。

橋(きょう)はまるで音楽エンジニアのような存在なのです。

個人的にもっと面白みを感じるのは呼吸のリズムは延髄(えんずい)と橋(きょう)を切断したとしても保たれます。

しかし、延髄(えんずい)と脊髄(せきずい)を切断すると呼吸のリズムはなくなってしまいます。

このことからも呼吸にとって延髄(えんずい)はとても大切だと分かります。

本日は以上です。

貴重なお時間を誠にありがとうございました。

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