いつまでも自分の足で歩ける為に必要な要素の一つ

Group of elderly people walking isolated on white background

こんにちは!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。

「高齢化」に対して、どのような問題意識を持つかによっても行動が変わっていきます。それらに対して対応できることは、やはり「身体の原理原則」に寄り添ったアプローチだと思います。高齢化していくことは自然ではありますが、其れ相当の対処法があることで、それなりに対処できることも増えていくのではないか、と考えております。従来のヘルスケアにおける高齢者の身体の問題に対して「服薬」「安静」「手術」などがあります。これに加えて「運動」というものもあります。この「運動」でいかに効果を出していくかが、これからの高齢化社会においても大切な考え方となるかもしれません。

当スタジオで通われている方の中には、「腰痛」「ダイエット」「肩こり」「スポーツのパフォーマンスアップ」「筋力向上」「転倒予防」「寝たきり予防」など、健康づくりにおける様々な目的を持たれて、日々トレーニングに励んでおります。目的は違えど、無意識に「生涯自分の足で歩ける身体」を目指されているのではないか、と僕は感じております。皆さんの運動を指導させていただいている立場としても、関わらせている皆さんが将来年齢を重ねている時でも、ご自身の脚でしっかり歩き生活をしていることを望んでいますし、そうなるように運動という手段を使って、サポートをさせて頂いております。

そこで、連日お伝えしている「前庭機能を向上させるトレーニンング」を避けては通れないので、今回もこちらに関する記事となります。

「めまい」や「ふらつき」があることで、日常生活における活動ができなくなるケースがあります。例えば、「歩くことでふらつきが起きる」「広い場所にいくと自分の身体がふわふわする感覚が出てうまく歩けない」「床に落ちているものを取ろうとすると、頭がくらっとする」「ベットが起き上がる時に、しばらく安静にしていないと立ち上がって歩くことができない」などの症状があります。

これらの問題に対して、何度もお伝えしているように「足腰の筋力向上」だけでは問題解決になりにくいので、「原因はどこにあるのか」ということをきちんと把握して、それに対する対処法を行うことがお勧めです。

運動で対処をしていく場合は

①ビジョントレーニング、いわゆる「眼の筋トレ」、「眼球と前庭機能」を組み合わせた運動(adaptation exercise)

②苦手な動作を慣れさせる運動(habituation exercise)

③前庭機能が活性化するバランスエクササイズ(substitution exercise)

前庭機能に問題がある方に対しては、私の場合、上記の要素が入った運動を60分のセッションのうちウォーミンアップとして、取り入れることが多いです。

健康づくりに参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。