下位胸郭②

こんにちは!横浜本牧・中華街で活動しているパーソナルトレーナーの宮原崇です。

本日はゴルファーのクライアント様とのセッションで改めて胸郭の運動が四肢に大きく影響すると実感した次第です。

左右非対称のスポーツをされている方は片側の動作の偏りにより肩こりや肩関節痛み、首の痛み、腰痛が多いのではないかと思います。

学生時代野球を行っていた私も腰椎分離症という大きな怪我をしました。

当時を振り返るとバッティングでは良く『腰で振れ』と指導されていたので腰を沢山捻るイメージでスイングしていました。

これは意識的に『腰』を意識し過ぎた為なのか、胸郭の問題で腰椎の回旋ストレスが増加したのが原因だったのかは数年経た現在ではわかりませんが、いずれにしても腰椎分離症と結果になった以上は理想的なバッティングフォームではなかったということが言えます。

仮に腰の回旋が大きすぎたとしたら、腰椎の回旋角度は左右それぞれ5°とあまり回らない構造なので、必要以上に腰へのストレスが激しかったのだと思います。(骨盤帯にも原因がありますが、ここでは胸郭だけに絞り込みます)

思い出話はこのあたりにして、本日は下位胸郭が拡張しないことにより上位胸郭の伸展不全が起きるという話です。

上位胸郭の伸展不全が起きる原因として①胸郭・胸椎ともに下制位にある②下位胸郭が横に拡張できない(キャリパー運動が機能していない)ことにより上位胸郭、胸骨が伸展出来ない。この下位胸郭が拡張できない(チェストグリッピング)原因として下位胸郭皮下組織滑走不全、上部腹直筋、横隔膜の過緊張によるものです。上位胸郭の直接的な問題としては①鎖骨・上部僧帽筋の上皮下組織滑走不全②肩甲胸郭滑液包癒着があります。※『リアライン・コンセプト』腰部・股関節編DVDより

これらの解決方法は昨年の2014CSPT(クリニカルスポーツ理学療法セミナー)でしっかり学びましたが、更に磨きをかける為にブログ上でアウトプットしていきます。

今日も仕事前にしっり胸郭を整えました。

本日貴重なお時間ありがとうございました。

2015-09-12 10.15.35