歩けるようになるには筋力が全て?

こんばんは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。

今日も気持ちの良い秋晴れで最高です。

宮原通信のポスティング効果なのか、近所の方によくお声をかけていただくことが多くなったので、ありがたい限りです。第3号も頑張って書き上げているところです。

さて、昨日書かせていただいた記事に感覚統合というワードが出てきました。

最初に感覚統合という理論を体系化したのがアメリカの作業療法士のエアーズだと言われています。

よく五感て聞くと思いますが、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の5つをどのタイミングでどのように感じ取り、どのように使うのかがヒトの動きや反応などに関わってきます。よく子育て中の親御さんから「うちの子は躓きやすい」なんて聞くこともありますが、このようなケースでも感覚統合へのアプローチが必要になってきます。

高齢者の転倒予防にもこの感覚統合の要素を入れたトレーニングも必要なのはイメージしやすいと思います。ヒトが五感を感じている時は、自覚しやすいですが、逆に無意識的に使っている感覚があります。

それは平衡感覚(前庭覚)、固有覚、五感にも含まれている触覚があります。

平衡感覚(前庭覚)は回転加速度、寝返り、首の動きを行った時の姿勢の変化感じ取る三半規管と頭が前後や上下の移動した時に感じる直線加速度を感じ取る耳石器があります。

片足立ちテストなどで「私、平衡感覚ないのよね〜」と言っているのがこれにあたります。

要するに姿勢のコントロールに関わってきます。めまいも前庭系によるものがありますので、前庭系に問題があれば、まずは眼振を誘発するテストを行い、眼振が起きるか評価するのですが、これは専門的な医療機関での受診がオススメです。

また、前庭には動眼系と脊髄系があり、字の読んでごとく、動眼系は眼球運動に関わりがあり、現代のように幼少期からスマホのようなものを見続けると眼球運動の発達を遅らせる可能性もあるので、気をつけたいところですね。

一方の脊髄系は赤ちゃんが首がすわる3ヶ月前後になると筋の調整機能が発達して、この脊髄系が発達してきます。脳が発達することで、1歳すぎで歩行動作が可能になることを考えると、筋力が発達する=歩けるようになる、というプロセスは果たして正しいの?という考えにたどり着きます。

これからの日本の高齢化社会で必要な理論はまさに感覚統合なのではないかと個人的に感じています。本日は以上です。