腰痛と脳機能低下

こんにちは!横浜筋トレスタジオの宮原です。

日々の思考、行動、結果は全て勝手に引き起こされるものではなく、人の脳機能によるものが多いと私は考えております。

この脳機能の性質を理解することは人生において非常に役立つだけでなく、人を理解する上で必要な要素となります。

当たり前の話ですが、人間は動物であり「動く」事で様々な機能の発達を遂げて来ております。

それが、便利になった現代社会において、どこにいても買い物が出来る、誰とも繋がれる代償として「運動」の量が昔と比較して圧倒的に減少しております。

抽象的な表現ですが、運動をしなくなるということはそれだけ脳を使うキャパも狭くなり、そこまで脳をフル活用しなくも生きていけるようになります。

常日頃からスマホ画面やテレビばかりを観ているようなだらけた生活をしていれば、外を歩かなくて良いので、様々な地面を足裏で感じながらバランスを取らなくても良くなり、自らの身体を使用して危険物を回避するというタスクも減り、様々な状況判断をしなくても良くなるので、脳もそこまで頑張らなくてもよくなるので、当然脳機能の低下も起きてきます。

脳機能の低下が起きると人はどうなるか?

代表的なものが「痛みを抑制できる能力が低下」することであります。

よく人は「動物的」「理性的」と言う表現を使用すると思いますが、これは「脳幹」と「大脳皮質」あるいは「第一の脳」と「第二の脳」に区分されます。

特に診断名がつかず医師に「腰痛症」だと言われており、腰痛の原因が特定出来ないというケースではお話をお伺いしてみると実はストレスの度合いが高かったり、脳神経の機能が低下している場合が多いです。

この場合は、ストレスに対して呼吸の仕方を変えたり、栄養、日常生活の習慣を変えることで腰痛が改善されるケースも少なくありません。

もちろん、腰部周囲の構造に何かしらの変異がある場合はそちらを治療していく必要があります。

上記のような論文も世には存在します。

「腰痛への介入はマッサージや体幹トレーニングだけでは不十分であるため、脳や神経系を考慮した介入や、個人の精神的、社会的な問題への取り組みも必要だと考えられる」

とあります。

つまり、マッサージや腰回りを鍛えても腰痛は根本的に改善されず、脳神経の機能を高めていく必要があるということです。

これは患部だけでなく、脳神経の機能も評価せずに腰痛に関与しても効果が少なくという表れでもあるかと思います。

当スタジオではこのような観点で腰痛に対して運動プログラムを提供しております。

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