身体の扱い方が第一

こんばんは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。

今日も1日を通して、人に恵まれて良い日でした。これから帰宅してサザエさんを観ることができると思うと気持ちが和みます。

さて、関節に問題が生じた時に最初に思い浮かばれる原因の第1位は筋力不足や体が硬いということではないでしょうか?重力下で生活している以上、筋力が必要なのは否めないのですが、それよりも大切なことがあります。

それはズバリ正しい関節の動かし方です。いくら良い車を乗っていても運転する技術が劣っていたら、良い走り方をすることは出来ないのと一緒で、身体の正しい動かした方を知らなければ、いくら筋力を強化したところで関節の問題解決どころか、関節への負担は増大するだけです。

そこで、今回はなぜかこの時期に多くの方が悩まれる腰椎について着目していきたいと思います。

特に痛めやすい前屈動作で正常な状態と障害を起こしやすい動かし方の違いを見ていきます。

まず、初めに正常な腰椎の前屈動作についてです。下にある荷物を取ろうとして腰を痛めた経験をお持ちの方多いと思いますが、ヒトが前屈動作をするとき、腰椎だけでなく股関節の屈曲も入ってきます。

実際には股関節の屈曲角度が大きければ、床に物を取るときに腰椎の曲がりが必要とされないので腰を痛めにくいのですが、正しい関節の使い方を知らないと腰椎の屈曲、つまり前屈動作を繰り返して、腰を痛めるという事態に陥ってしまいます。そうならたまにも、正しい身体の扱い方がとても大切です。

では、腰椎の屈曲角度はどのくらいなのか?という話ですが、そもそも姿勢の違いによって出る数値も変わるので難しいところですが、とある研究では腰椎の最大屈曲は20〜25°となっています。

デスクワークなどで日常的に背中が丸まっている方は姿勢の維持のために背骨の周りある脊柱起立筋が緩み、20分以上脊柱(背骨)の屈曲が続くと軟部組織のクリープ現象というのが起こり、背骨の周りに筋肉がゆるみぱっなしになるので腰まわりの安定感が失われます。

しかし、背骨が丸まった状態からまっすぐにすると2分以内に50%は元の固さに戻り、残りの50%の組織は30分以上かかると言われています。20分以上どころか、毎日背骨が丸まっている状態でしたら、元の固さに戻るまで相当な時間を費やさなくてはいけないのは想像がつくと思います。続く。本日は以上です。