もも前筋力強化=全てのひざ痛改善に適応できない②

こんばんは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。

さて、昨日の続きとなります。

ひざの内側に痛みが出た場合、ひざ痛い=もも前の筋肉強化が適応できる可能性があるのは内側の半月板が圧縮ストレスを受けている時です。ちなみに半月板は外側にもついていますが、なぜ圧縮ストレスがかかると内側の半月板の由来でひざの内側が痛みを生じてしまうのでしょうか?

ひざの内側に圧縮ストレスがかかる方は大抵ガニ股、つまりO脚の方です。

上の図のように内側の半月板の挟み込みが繰り返されると、病院で内側半月板損傷と診断されます。半月板の構造を細く見ていきますと、コラーゲン線維でコリコリしたような肌触りで、痛みを感じる受容器がいくつか存在しているのも特徴的です。

この半月板、実は動くということがあまり知られていないので、ひざの関節がどのような動きで半月板が連動して動くかといいますと、ひざが曲がるときにもも裏の筋肉に半月板は後ろ側に向かって引っ張られ、ひざを伸ばした時にはももの骨とスネの骨の間に戻っていきます。

もも裏の筋力が低下していた場合は半月板を引っ張る力が低下するので、半月板の挟み込みが起きてしまうわけです。これの逆バージョンが今回の本題である「ひざ痛=もも前の筋肉強化」が適応できるケースです。

ひざを曲げた時にもも裏の筋肉が半月板を後ろ側に引き出すということは、もも前の筋肉が半月板を前側へ移動させる役割があるのです。なぜでしょうか?

人体の構造は知れば知るほど、超〜楽しいですね!

続きはまた明日書きます。

本日は以上です。