トレンデレンブルグ

こんばんは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。

今日は昨日とは打って変わり、晴天で気持ちの良い秋晴れでした。

さてさて、これから年末まで多方面で忙しくなりそうなので、運動・休養・栄養の三本柱を意識しながら体調を万全な状態にしていたいと思います。

昨日の続きになりますが、足部の動的評価についてです。

今回はTrendelenburg テストについて学んでいきたいと思います。このTrendelenburg(トレンデレンブルグ)という言葉はフィットネスクラブでもよく聞く言葉ですが、具体的に身体のどの部分を見てTrendelenburg(トレンデレンブルグ)なのかについては明確に示されていないような気がします。

よく言われているのが、スプリットスクワットやランジ動作で前方の脚側の骨盤が側方へ変位してしまうとTrendelenburg(トレンデレンブルグ)の疑いがあるという表現を使いますが、Trendelenburgテスト(以下DTT)は片脚立位になり、膝関節60°屈曲した時に足が浮いている側の骨盤が動作側の骨盤よりも下に下がれば陽性になり、水平もしくは上に上がれば陰性となります。

ただし、過剰に上に上がっていたり、上半身の必要以上な傾きなど代償運動が認められた場合はDuchenne type(D)という結果がつけられます。

Duchenne(デュシェンヌ)の特徴として、歩行時に支持側の股関節が外転するの対して、同側の骨盤は下制・前方回旋して体幹は骨盤と逆方向に回旋します。支持側の骨盤が下制しているなら、反対側の骨盤は当然挙上しています。

一方、前半に出てきた、Trendelenburg(トレンデレンブルグ)は歩行時に支持側の股関節は内転、同側の骨盤は挙上・後方回旋、体幹は骨盤と逆側の回旋をします。身体は全部連動することを考えると、根本的な原因が見つかってこそ、問題解決が出来るので筋力だけで片付かないのがお分かりだと思います。

本日は以上です。