その運動種目の目的とは?

こんばんは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。

昨日は地元の祭礼委員会の集まりで、結構な量の美味しいお酒をいただきました。

普段は一週間を通してお酒を呑むことは滅多にないのですが、やはり地元の皆さんとご一緒させていただくと、ついついという感じです。

お陰でいつもよりも1時間遅く起床してスッキリです。

さて、高齢者がトレーニングを行うにあたり、筋力を何のために向上させるのかをもっと明確するべきだと日頃から考えていますので、普段のトレーニングプログラムの構成する際に参考になればと思います。

高齢者の特徴として、姿勢制御を行う時に股関節が優位的に働きます。

それに対して、若年者は足関節が優位的に働き姿勢制御を行います。

 

姿勢で見ていくと、加齢と共に脊柱後弯して、膝関節屈曲位で更に内反に変形されている方が多いです。

脊椎が後弯=猫背というイメージは多くの方が持っていますが、実はそれだけでなく、身体重心(COG:centaer of gravity)が後方に移動したり、足圧中心(COP:center of foot pressure)も後方に移動してしまいます。要するに後ろ重心です。

この状態から歩行動作を行うと歩幅が狭くなったり、前足部が上手に使えなくなるので背屈制限が起きたり、前方への推進力などが低下してしまい、歩行という動作でものすごくエネルギーを使ってしまい効率がわるくなります。

高齢者は加齢に伴い、足底の体性感覚の低下や筋力低下により、足関節制御が使えなくなるのが大きな要因として考えられます。

その他に視力低下、前庭迷路、体性感覚の感覚入力の低下も大きな要因となります。股関節ではなく足関節を姿勢制御に使えるためのポイントとして、足趾内在筋である母趾内・外転筋、短母趾屈筋や短趾屈筋などを活性化させるのもとても大切になってきます。

筋力以外にも感覚統合へのアプローチは絶対的に必要です。

感覚統合とは?

これについてはまた次回書きます。

本日は以上です。