ゴルフと肝臓の関係性

おはようございます!横浜市中区本牧原バス停前にある横浜筋トレスタジオのパーソナルトレーナー宮原崇です。

ゴルフを趣味にされている方も多いかと思います。私もクライアントさんからクラブセットを頂いておりますので、ゴルフの基礎づくりを始めなくては、といつも思っており、仕事以外での課題の一つです。

さて、意外と知られていないのが、内臓のコンディションとゴルフスイングの関係性です。今回は内臓の中でも特に大きく、王様的な存在である「肝臓」にフォーカスを充てたいと思います。

肝臓といえば「お酒」が直ぐに連想される方も多いかと思います。アルコールの解毒作用以外に、小腸から吸収した栄養素を蓄える、消化酵素の働きを助ける胆汁を生成したり、古くなった赤血球の分解、食後に熱を発して全身を温めたり、溜め込んでいた栄養素を全身に送り出したり、とかなりの広範囲で活躍している臓器です。

横隔膜の右下にあり、右側の前後左右に渡りかなり大きな範囲で位置をして、左の鎖骨中線(鎖骨の真ん中)くらいまではみ出るくらい大きな存在です。重さは男性で1000〜1300g、女性で900〜1000gくらあり、左右の幅は約25cm、高さ約15cm、奥行きは約15cmと数値を見ることで、どれだけ大きいか想像がつくかと思います。

一番上の可愛らしい肝臓の絵をご覧ください。向かって真ん中よりもやや右側、肝臓からは左側にある縦線が見えていると思います。この縦線は「肝鎌状間膜(かんかまじょうかんまく)」というカッコいい名称がついておりまして、ここが誰もが憧れる「お腹のシックスパック」の主体の筋肉である腹直筋(ふくちょくきん)の右側についています。

右側の腹直筋という筋肉の作用は「左回旋」「屈曲」というものがあり、背中を丸める、ゴルフの右打ちでしたら、フォロースルーからフィニッシュに移行するフェーズで活躍します。

アルコールの飲みすぎによる肝臓疲労、暴飲暴食での肝臓疲労、副作用が少ないというイメージの市販薬の解熱剤、鎮痛剤、アレルギー薬などの服用による肝臓の影響で、肝鎌状間膜が右側の腹直筋の可動域制限を作り出してしまいます。その状態ですと、当然代償動作が発生して、肩痛、肘痛、腰痛、ひざ痛のリスクが向上します。

ちなみに、治療家の先生方は肝鎌状間膜の癒着の有無を確認する時は、剣状突起付近にある、第6肋間隙を触り、そこの反射点を確認しています。治療が必要な方は元町・中華街で活躍している数名の先生をご紹介することも可能です。

関節、筋肉以外に内臓のコンディションが良いかどうかを確認することも、日常生活のパフォーマンス向上、スポーツに役立つかと思います。

良い週末をお迎えください。

パーソナルトトレーニング体験をご希望の方は60分7,500円となります。ホームページからお申し込みをお願い致します。