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腰痛予防・改善の考え方

横浜筋トレスタジオの宮原崇です。

 

今回は腰痛予防・改善に関する考え方です。あくまでも運動指導者として、運動療法を行う上での考え方となりますので、医療領域や治療領域の考え方とは異なる場合もありますが、実際に医療機関で長期のリハビリを行っても、腰痛改善されなかった方が運動療法を実践して、2~3週間で改善されたケースもありますので、考え方の指標として参考になれば幸いです。

 

先ず、多くの方が腰痛予防・改善に対する問題解決の方法として、ジムで「腹筋・背筋を鍛える」ことを行おうとします。これ即座にやめましょう。その理由として、背骨の構造と特徴を把握せず、むやみやたらと背骨の曲げ伸ばしをすることは危険であり、腰痛を悪化させる、あるいは怪我の引き金を自ら引くようなものです。しかし、フィットネスクラブでは中高齢者が腹筋・背筋のマシンで懸命に腰回りを鍛える姿は日本各地で見られる光景です。

 

筋肉の種類には2つに大別することができます。

 

  • トニックマッスル
  • フェージックマッスル

この2つの特徴と優先的に鍛えるべき種類を把握することが、腰痛の予防・改善のポイントとなります。最初に鍛えるべき筋肉の種類はトニックマッスルでありますが、9割型の方は最初にフェージックマッスルを鍛えてしまうので、矛盾した結果になってしまいます。

 

それでは、2つの筋肉の種類のそれぞれの特徴を見ていきましょう。

 

  • トニックマッスルの特徴:「収縮スピードが遅い」「疲れにくい」「小さく弱い刺激に反応する」「姿勢機能優勢」「深層に存在する」「単関節の安定性向上」「筋肉の長さが短く、強い」「筋紡錘の密度が高い」
  • フェージックマッスルの特徴:「収縮スピードが速い」「すぐ疲れる」「大きく強い刺激に反応する」「可動機能優勢」「浅層に存在する」「全体の安定性向上」「筋肉の長さが長く、弱化しやすい」「筋紡錘の密度が低い」

 

このように2つの筋肉の種類はとても対称的であり、腰痛の問題解決において、スタート地点を間違えることで、結果も変わってきます。運動で改善を行う場合は、身体の特徴を把握してから、行っていきましょう。

 

本日は以上です。