視覚と全身の関連

横浜筋トレスタジオの宮原崇です。

運動療法をしていく際に、必要になる要素の一つとして「視覚」からの情報と、視覚システムの評価になります。例えば、慢性的に肩こりが続いている場合、首や肩周りのマッサージをして一時的に硬さから解放されたとしても、また元の症状に戻ることはよくあることだと思います。必ずしも原因が視覚にあるとは限りませんが、そこに問題があることが多いのも事実であります。

パソコンの画面を見て仕事を1日に5時間以上しているとします。その場合、視覚システムは緊張の方に傾きます。視野は中心視野を利用して、眼球運動は固定され、首と頭は凝り固まった状態になります。一方で、公園などで散歩したり、リラックスしている時の視覚システムはリラックスしていて、視野は広く周辺視野を使い、眼球運動はよく動き、首と頭はリラックスしていて関節の可動域の制限も生じません。

視覚システムの緊張はピントを調整するのに労力がとても必要になり、過剰な調整は首や肩周りの緊張を生じてしまいます。これを解消する為には、視覚の特徴を把握して、眼精疲労を起こさないようにしていくことが大切になります。

首が動くとき、眼球は首とは逆の方向に動きます。これを「頸眼反射」と言うのですが、これが起きない人も時々いらっしゃいますが、これが起きないことで眼精疲労の進行が起きやすくなったり、眼球が動いた方向に対して首も同じ方向に動くことを視運動性反射というのですが、これが自然に起きなことで首に対する負担も増えてきますので、このような観点からもやはり視覚のシステムがちゃんと働くかどうか、を把握することはとても大切であるということが分かります。

本日は以上となります。