ダイエットと食事

横浜筋トレスタジオの宮原崇です。

今日も朝から晴天で暑い一日となりそうですね。この時期に食欲が減る、あるいは逆に食欲が旺盛になるなど、人によって体調もまちまちだと思います。「よく食べて」「よく動き」「よく笑い」「よく寝る」が健康において大切なのは間違いないのですが、現代人は「よく食べる」に加えて「よく呑む」加わって、相対的な摂取量が過剰になり、その他の要素が減少している傾向にあります。「よく食べる「よく呑む」に加えて「運動量の低下」の掛け合わせによって「肥満」のリスクは向上します。肥満は単なる見た目の問題だけでなく、様々な疾病の引き金になるのが最大の問題となります。

ディードリ・バレットという医学博士の著書「加速する肥満~なぜ太ってはダメなのか~」の中で、2006年のアメリカの世論調査で「周りには太っている人はいるけど、自分は健康体である」という回答をしている人たちのほとんどが肥満の部類に入る人たちが多かったそうです。このように肥満体型の人は「自分は太っていない」という感覚を持つ方が多いのかもしれません。実際にダイエットコースに申し込まれる方の食事写真を送っていただくと、ご本人は普段そこまで食べていないという自覚に対して、かなりのボリュームの食事を摂取していたり、アルコールの摂取量が多かったりしますので、ご自身の食事内容を客観的視点で評価してくれる周りの専門家に依頼するのは、健康づくりにおいても必要な時代になってきているかもしれません。

もちろん、飢餓状態にならない(日本ではほぼないですが)ことは生命活動において大切です。飢餓状態になると肝臓に蓄えられていたグリコーゲンがグルコースとして分解されて、全身の血中に放出されて糖新生が行われます。糖新生とは食事をして身体内に蓄えられた「糖質」という資源でないものから、グルコースを新たに作ることを示しています。通常は食事によって、肝臓の中に門脈血からグルコースが吸収されてから貯蔵されていきますが、空腹の時に筋肉や脳細胞、赤血球に放出させれいきます。糖新生が過剰になると筋肉の分解に繋がり、ダイエット効果も薄まりますので、「朝食抜き」「一食の過剰摂取」などの「食べ過ぎ」「食べなさ過ぎ」も健康的にダイエットをする上での弊害となります。

本日は以上です。

健康づくりのお役に立てれば幸いです。