ダイエットと飲酒

横浜筋トレスタジオの宮原崇です。

今日も朝から蟬がよく鳴いております。昨日は夕方に本牧市民公園に行き、芝生に寝転がりボーッと青空を見上げて贅沢な時間を過ごすことが出来ました。何かとパソコンやスマホをとらめっこしている時間が多くなる現代ですので、たまにはお勧めです。

さて、だいぶ前ですが、新聞でとあるコンビニが酒類コーナーの拡大を行うという記事を見かけました。それだけニーズがある証拠だと思います。僕はたまにコンビニやお酒を買う時、なぜか罪悪感が生じてしまいしますが、これも仕事柄なのでしょうか(笑い)。

実際にダイエットを行う上で、飲酒は不利になり、運動のボリュームや強度にもよりますが、いくら運動を行なってもなかなか痩せない結果に繋がります。アルコールが体内に入っている時は、自律神経も交感神経優位になりますので、寝つきがわるかったりして翌日起床時に体調が優れない、解毒作用の影響で頭痛などによってコンディションがイマイチという症状になります。これが毎日の飲酒習慣があるという方は、自覚症状の有無に関わらず何かしらの疲労感を抱えているはずです。

毎日の飲酒習慣は「晩酌」という言葉に代用されることも多いので、なんとなくそこまで悪いイメージはないかもしれませんが、「アルコール依存症」という観点ですと、健康づくりにとってやや重要視していく必要があります。その理由として日本におけるアルコール依存症は109万人推定されており、その中で治療に取り組んでいるのは約5万人程度です。そう考えると身近な人が意外にも「アルコール依存症」だったというケースも少なくないことが予測できます。

依存症がどうか、ということを判断する為に、治療機関では国際的診断基準である「ICD-10」というものを使用しています。

6つの項目のうち、3項目以上該当するとアルコール依存症の可能性が高く、要診断の基準となります。

  1. 物質使用への強い欲望または強迫感
  2. 物質使用の開始、終了、使用量のいずれかのコントロール障害
  3. 物質使用を中止または減量した時の離脱症状
  4. 耐性の証拠
  5. 物質使用のために他の楽しみや興味を次第に無視するようになり、使用時間を増したり、酔いから醒めるのに時間がかかる(物質中心の生活)
  6. 明らかに有害な結果が起きているのに使用する

横浜筋トレスタジオのダイエットコースに申し込まれている方で、ダイエットに成功された方は飲酒習慣が改善された方が多いことを考慮すると、上記には該当しなかった方が多いのかもしれません。過度な薬物療法はあまりお勧めしませんが、日本では「メンタルカウンセリング」や「精神科」というと負のイメージがありますが、実際にはもっと活用してメンタルヘルスの健康を維持することはとても重要だと個人的に考えております。もちろん、スポーツやピラティスや筋トレでも十分にメンタルを良くしていく事が可能ですので、運動を取り入れるのも生活習慣を良い方向に向かわせる手段の一つとしてお勧めです。

本日は以上となります。

健康づくりのお役立てになれば幸いです。