ダイエットと果物

こんにちは!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。

昨夜は帰宅してからお客様から残暑見舞いで沢山の果物が届きました。本来であれば私の方でこういうことをしなくてはいけないでのすが、全員に行おうとすると相当数になりますので、セッションに来ていただいた方やサポートさせている皆さんに健康づくりのお手伝いで日々の感謝のお返しをしたいと思います。フルーツが大好きな方も多いかと思いますが、私も実はフルーツ大好きです。昔も何かで書いた事があると思いますが、台湾のグアバとマンゴーが特に大好物です。

ダイエット的な観点で言えば、フルーツはショ糖(ブドウ糖+果糖)に分類分けされており、グルコースとフルクトースを足して、別名でスクロース(ショ糖)とも呼ばれています。スクロースに含まれているフルクトースの特徴として、お米やパンのブドウ糖であるグルトースと種類や原子の数(炭素6水素12酸素6)を持っているのですが、フルクトースは違う構造の為「異性体」と呼ばれています。以前はフクルトースが身体に対する影響に対して、果物を食べてもブドウ糖のように筋肉の材料とならず、肝臓の中にエネルギーとして蓄えられたままになり「血糖値をあげず、尿酸値が増えて、内臓脂肪に変わりやすく、糖化反応が起きやすいので、ダイエット中は極力果物の摂取を減らす事が大切」だと言われて来ました。

しかし、近年の解釈は若干異なって来ております。今までは果物の他にジュースやお菓子の精製糖に含まれる果糖は、食べてから肝臓で代謝されて中性脂肪に変換されやすいと考えらていましたが、現在ではフルーツに含まれている少量の果糖であれば、小腸の上皮細胞に吸収されたのち、ケトヘセキナーゼの働きによってブドウ糖に代謝されて、門脈を通り、ブドウ糖として「肝臓」「筋肉」「脳」に栄養素が行き渡るという解釈に変化しております。それでは毎食大量の果物を食べていれば良い、という思考にもなりがちですが、消化吸収機能に問題がなく、通常の食習慣で生活できる方は、やはり3食の食事は5大栄養素を主体にして、果物が主体にならないようにした方がダイエットは成功しやすくなりますので、これも「過ぎたるは猶及ばざるが如し」の精神が必要となります。

本日は以上です。