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脳を考慮した運動が必要な理由①

こんにちは!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。

ストレッチをしても柔軟性を改善できないケースもあります。ストレッチだけでなく、頭が前に出た姿勢、腰骨の反り、肩の内巻き、がに股などの姿勢に関してもストレッチや筋力向上を優先的に行うことも同じになります。これらの結果に対して、結果で改善するのではなく、その結果に繋がる脳に対する情報入力、誤った情報処理に対しての介入を優先的に行うことの方が根本的な問題解決に繋がるケースも多々あります。それだけ、脳の不活性や偏った使い方をすることで、身体に対する影響が大きくなります。

そもそも脳には本能的且つ原始的で進化学的にも古く、私たちが生命活動を続けていく上で最も重要な役割を担っているのが第一の脳と呼ばれている「脳幹、上丘、下丘、大脳辺縁系」の部分となります。二足歩行である人間は足裏からの地面に対しての感覚の情報を脊髄を通して、脳幹に情報がいくようになります。脳幹はその環境が安全かどうか無意識に感知します。高層ビルの間を綱渡りをすることを想像してみてください。脳幹では無意識に交感神経が優位になり、心拍数も上がり、筋肉も硬直して、一点を見つめるような状況になりますよね。これは納棺が生命維持をする上で自然な反応でもありますが、そういう場面でなくても常に緊張状態にいる人も多くいます。それにより、原因不明の身体の不調になっていたり、姿勢の変化が起きています。また、第一の脳の特徴として「本能的」というものがありますので、様々な欲求を本能的に欲しがる性質がありますので、ダイエットをする際にも「甘いもの」「脂っこいもの」を私たちは元々好む性質がありますので、この本能的をいかにコントロールできるかが大切となってきます。また、生活が便利になりすぎると、脳はストレス耐久に弱くなるので、脳だけでなく、肉体も弱化していく、という性質があることも把握しておくべきです。例えば、高齢者だからといって、プールだけの運動、椅子だけの運動は脳も体も弱化していくだけなので、時には安全面も最大に考慮して、強度の高い運動も必要となります。実際、私も80歳代の方のパーソナルトレーニングで2キロのメディシンボールを全力で投げていただくことがあります。

それでは、第一の脳を上手く抑制するためには、必要な要素についてとなります。それは第二の脳である「大脳皮質」がきちんと働くことが大切です。第二の脳である大脳皮質は、より人間らしい思考や言語、創造性豊かになったり、姿勢のコントロール、記憶力向上、綺麗な動作、身体の感覚向上、痛みのコントロールに関与する部位でもあります。逆の言い方をすると、大脳皮質の不活性によって、身体の動作不全、不良姿勢、痛みなどという結果を作りやすくなります。そのため、筋力向上だけ、ストレッチだけを行なっても根本的な改善に至りにくい、というのはこのような理由からきております。

運動に対する考え方の参考になれば幸いです。