鼻呼吸のメリット

おはようございます!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。

口呼吸よりも鼻呼吸の方が良い理由は多数存在しています。しかし、分かっているものの、ついつい口呼吸をしてしまう、という方に関しては鼻呼吸を覚える、呼吸量を落とす訓練が必要となります。なぜ、運動指導者が呼吸までに介入する必要があるのか?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが「姿勢改善」「関節の動作改善」「関節痛の予防・改善」「スポーツパフォーマンス向上」において、口呼吸の習慣化、呼吸量の増加はどんなに良いトレーニング方法、トレーニング器具を使用としたとしても、日常で行われている約2万回の呼吸と比較した時に「どちらの方が強力か」となると、やはり誤った呼吸の仕方には敵いません。

口呼吸は百歩譲ったとしても何一つ良い事がありません。口呼吸の弊害として「過呼吸の原因となる酸素の過剰な取り込み」「細菌の侵入を許してしまう」「口内が酸性に傾き、虫歯や歯周病のリスク増大」「睡眠時無呼吸症候群のリスク増大」「不良姿勢の形成に直結する」「呼吸に関わる筋力のバランスが崩れる」などが考えられます。

一方で鼻呼吸のメリットとして、先ずは細菌の排除を鼻でフィルター作用が働きますので、これらの侵入を防いでくれます。更に体温を温まる効果として「一酸化窒素(NO)」が鼻腔から分泌されるのが最大のメリットではないでしょうか。一酸化窒素の分泌を促せられるようになることで、血流を改善してくれますし、血管の拡張と収縮を促し血圧の安定や免疫機能の向上が期待できます。ただし鼻呼吸によって、一酸化窒素の濃度を高めるためには必要なポイントがあります。それは強く沢山吸うのではなく、弱くゆっくりとした呼吸を鼻から意識して行きます。

口呼吸は顔の変形や表情にも影響を大きく与えますので、内面外面共に綺麗にしていく為にも鼻呼吸の取得がお勧めです。健康づくりの参考になれば幸いです。