新しい健康づくりの考え方

The anatomical structure of the human ear. Image

こんばんは!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。

健康づくりにおいて、筋力向上に加えて、様々な身体の機能を鍛えることで、「心身一体」という良い状態を作りやすくなります。

年齢を重ねていく上で、幼少期や10代の頃と比較すると「多種多様な遊び」をしなくなりますので、筋力以外の身体の機能が低下しやすいという現状がありますので、それを考慮した運動プログラムが大切かもしれません。

その一つとして「前庭覚」にフォーカスをしていくものです。前庭覚というのは「めまい」や「体の過緊張」「歩行スピードの認知」などに繋がる機能となっております。耳の奥にカタツムリのような形で存在しているのが特徴的です。

人間の移動にとって必要な「歩行」という動作に対して、とても影響するのが今回のテーマである「前庭覚」となります。

「歩くことが苦手」「長い距離を歩くと疲れる」「転倒するのが怖くて、いつも地面を見て歩く」などのお悩みをお持ちの方は、ひょっとしたら、筋力向上をする前に、この「前庭システム」の訓練が必要になるかもしれません。訓練の方法は「目を使う」「頭を動かす」「体が移動する」などが主体となります。

前庭覚の機能低下が起きることで、歩行時に無意識的に「転倒」を恐れるように身体が反応するようになりますので、「背骨をかためる」「身体の緊張状態が続く」「交感神経が優位になる」「筋肉の必要以上な緊張」「足の指を掴むようにして歩く習慣が身についてしまう」「足の指を過剰な活動によって、外反母趾や足底筋膜炎などの障害につながる」「歩幅、手の振り幅の減少による筋活動の低下」など、という症状になりやすくなることが、考えられます。

今回は「前庭覚」の機能が人にとって、とても大切であり、長く健康でいる為にも必要な要素だということが、少しでも伝われば嬉しく思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。