呼吸と腰痛改善の意外な関係

腰痛と聞くと、多くの方は「筋力不足」や「姿勢の悪さ」が原因だと思い浮かべるでしょう。

もちろんそれらも大きな要因ですが、実は「呼吸の乱れ」が腰痛に深く関わっていることをご存じでしょうか?

呼吸が腰に与える影響

呼吸が浅くなり、胸や肩で息をするようになると、横隔膜や腹圧の働きが弱まります。

腹圧とは、いわば“体の内側のコルセット”のようなもの。これが働かないと体幹が不安定になり、腰椎や骨盤に余計な負担がかかり、結果として腰痛が慢性化してしまいます。

一方で、呼吸を整え横隔膜がしっかりと機能するようになると:

  • 腹圧が高まり、腰を内側から安定させる
  • 骨盤や背骨の位置が安定し、余計な筋肉の緊張が減る
  • 血流が改善し、回復力が高まる

といった効果が生まれます。

つまり「呼吸」は、腰痛を改善するうえで欠かせない要素なのです。

腰痛改善のために大切な3つのポイント

  1. 横隔膜を使った深い呼吸
     胸ではなくお腹の奥がふくらむような呼吸を意識することで、自然に体幹が安定します。
  2. 息を吐き切ること
     呼吸が乱れている方は“吸いすぎ”の状態になっていることが多いです。しっかり吐き切ることで腹圧がリセットされ、腰回りの動きがスムーズになります。
  3. 呼吸でリラックス
     深い呼吸は副交感神経を優位にし、全身の緊張をほぐします。腰の筋肉がリラックスすることで痛みの改善につながります。

呼吸の質が変われば、生活の質も変わる

呼吸は一見すると単純な動作ですが、身体の安定や回復力に大きな影響を与えています。

腰痛を「筋力」や「姿勢」だけで解決しようとしてもうまくいかないケースは少なくありません。

そんなときは、ぜひ「呼吸」にも目を向けてみてください。

横浜・本牧にある当スタジオでは、エビデンスに基づいた呼吸トレーニングと体幹コンディショニングを通じて、腰痛改善や再発予防をサポートしています。

腰痛にお悩みの方、これまでとは違うアプローチを取り入れたい方は、ぜひ一度体験にいらしてください。