👀 眼球運動と腰痛の深い関係 〜Smooth Pursuit Eye Movementを中心に〜

はじめに

私たちは日常生活で「見る」という動作を当たり前のように行っています。
しかし実際には、単に目で物をとらえるだけではなく、眼球運動と呼ばれる複雑な仕組みが働いています。

近年、この眼球運動が学習やスポーツ能力だけでなく、腰痛の発症や改善にも関わっていることが注目されるようになってきました。
今回は「眼球運動の3種類」とそのメカニズム、そして腰痛との関わりについて詳しく解説します。


1️⃣ 追従性眼球運動(Smooth Pursuit Eye Movement / パスート)

概要

追従性眼球運動(パスート)は、動いている対象を“なめらかに追いかける”眼の運動です。
後頭葉の視覚野、頭頂葉、脳幹、小脳が連携して制御しています。

メカニズム

網膜の周辺視野にある桿体細胞が動きを検出すると、その速度に合わせて眼がゆっくりと滑らかに動きます。
最初は「サッケード(跳躍運動)」で対象に追いつき、その後パスートが継続する仕組みです。
これは霊長類特有の高度な運動で、他の多くの動物は「避ける動き」しかできません。

生活・学習への影響

  • ボールを目で追う
  • 書き順を視線でなぞる
  • 相手の動きを見続ける

この機能が弱いと、本を読むときに文字を飛ばす、字が乱れる、手先作業が不器用になる、球技でボールを見失うなどの影響が出ます。

腰痛との関連

パスートが苦手だと、視覚と体のチームワークが乱れやすくなります。
その結果、体幹の安定性に不均衡が生じ、姿勢保持や動作の協調性にストレスがかかり、腰痛のリスクを高めます。


2️⃣ 探索性眼球運動(Saccadic Eye Movement / サッケード)

概要

サッケードは、視線を“ジャンプさせて必要な情報を探す”眼の運動です。
前頭葉眼野や上丘、小脳が関与しています。

メカニズム

静止した対象に視線を素早く切り替える動きで、1秒間に数回〜数十回も起こります。
これは注意力や情報処理速度と密接に関わっています。

生活・学習への影響

  • 黒板とノートを交互に見る
  • 本を読んで改行する
  • 人混みから知人を探す

この機能が弱いと、本を読む際に行を飛ばしてしまう、板書が遅れる、距離感を誤るといった問題が起こります。

腰痛との関連

サッケードが不安定だと、環境情報の処理が遅れます。
結果として体幹や四肢の反応に遅れが生じ、予期せぬ姿勢の崩れや負担が腰に蓄積し、腰痛につながる可能性があります。


3️⃣ 輻輳・開散(Convergence & Divergence)

概要

「輻輳」は両眼を内側に寄せて近くを見る動き、
「開散」は両眼を外側に離して遠くを見る動きです。
外眼筋のバランス、脳幹や小脳が制御に関与します。

メカニズム

  • 近くの対象を見るとき:内直筋が働き輻輳
  • 遠くの対象を見るとき:外直筋が働き開散
  • さらに水晶体の厚み調整も同時に行い、焦点を合わせます。

生活・学習への影響

  • 手元作業(書字、裁縫、スマホ操作)
  • 板書や読書での距離調整
  • 球技での立体認識

これが弱いと、手元作業に集中できない、板書が遅い、球技で距離感を誤るなどの問題が起こります。

腰痛との関連

輻輳・開散が苦手だと、距離認識の誤差が姿勢制御に悪影響を及ぼします。
特に近くの作業で首や背中、腰に過剰な緊張が起こり、慢性的な腰痛を悪化させる要因になります。


まとめ

  • Pursuit(パスート) → 動きを追う
  • Saccade(サッケード) → 情報を探す
  • Convergence/Divergence(輻輳・開散) → 距離を合わせる

これらがスムーズに働くことで、
📖 読解力
✍️ 学習効率
🎾 スポーツパフォーマンス
が向上するだけでなく、
💪 姿勢保持や体幹安定にもつながり、腰痛予防・改善に直結します。

逆にこれらの機能が弱いと、
「集中できない」「学習効率が悪い」「球技が苦手」などの問題だけでなく、慢性的な腰痛のリスクが高まります。


当スタジオでのサポート

横浜・本牧の 横浜筋トレスタジオ/横浜ピラティススタジオ では、
👀 眼球運動や感覚統合の評価、
💪 姿勢・体幹安定トレーニング、
🏥 腰痛改善プログラム
を組み合わせて、ひとりひとりに合わせたサポートを行っています。

📌 初回体験セッションも受付中です。
詳細・お申し込みはプロフィールリンク、または公式サイトからご確認ください。

はじめに

私たちは日常生活で「見る」という動作を当たり前のように行っています。
しかし実際には、単に目で物をとらえるだけではなく、眼球運動と呼ばれる複雑な仕組みが働いています。

近年、この眼球運動が学習やスポーツ能力だけでなく、腰痛の発症や改善にも関わっていることが注目されるようになってきました。
今回は「眼球運動の3種類」とそのメカニズム、そして腰痛との関わりについて詳しく解説します。


1️⃣ 追従性眼球運動(Smooth Pursuit Eye Movement / パスート)

概要

追従性眼球運動(パスート)は、動いている対象を“なめらかに追いかける”眼の運動です。
後頭葉の視覚野、頭頂葉、脳幹、小脳が連携して制御しています。

メカニズム

網膜の周辺視野にある桿体細胞が動きを検出すると、その速度に合わせて眼がゆっくりと滑らかに動きます。
最初は「サッケード(跳躍運動)」で対象に追いつき、その後パスートが継続する仕組みです。
これは霊長類特有の高度な運動で、他の多くの動物は「避ける動き」しかできません。

生活・学習への影響

  • ボールを目で追う
  • 書き順を視線でなぞる
  • 相手の動きを見続ける

この機能が弱いと、本を読むときに文字を飛ばす、字が乱れる、手先作業が不器用になる、球技でボールを見失うなどの影響が出ます。

腰痛との関連

パスートが苦手だと、視覚と体のチームワークが乱れやすくなります。
その結果、体幹の安定性に不均衡が生じ、姿勢保持や動作の協調性にストレスがかかり、腰痛のリスクを高めます。


2️⃣ 探索性眼球運動(Saccadic Eye Movement / サッケード)

概要

サッケードは、視線を“ジャンプさせて必要な情報を探す”眼の運動です。
前頭葉眼野や上丘、小脳が関与しています。

メカニズム

静止した対象に視線を素早く切り替える動きで、1秒間に数回〜数十回も起こります。
これは注意力や情報処理速度と密接に関わっています。

生活・学習への影響

  • 黒板とノートを交互に見る
  • 本を読んで改行する
  • 人混みから知人を探す

この機能が弱いと、本を読む際に行を飛ばしてしまう、板書が遅れる、距離感を誤るといった問題が起こります。

腰痛との関連

サッケードが不安定だと、環境情報の処理が遅れます。
結果として体幹や四肢の反応に遅れが生じ、予期せぬ姿勢の崩れや負担が腰に蓄積し、腰痛につながる可能性があります。


3️⃣ 輻輳・開散(Convergence & Divergence)

概要

「輻輳」は両眼を内側に寄せて近くを見る動き、
「開散」は両眼を外側に離して遠くを見る動きです。
外眼筋のバランス、脳幹や小脳が制御に関与します。

メカニズム

  • 近くの対象を見るとき:内直筋が働き輻輳
  • 遠くの対象を見るとき:外直筋が働き開散
  • さらに水晶体の厚み調整も同時に行い、焦点を合わせます。

生活・学習への影響

  • 手元作業(書字、裁縫、スマホ操作)
  • 板書や読書での距離調整
  • 球技での立体認識

これが弱いと、手元作業に集中できない、板書が遅い、球技で距離感を誤るなどの問題が起こります。

腰痛との関連

輻輳・開散が苦手だと、距離認識の誤差が姿勢制御に悪影響を及ぼします。
特に近くの作業で首や背中、腰に過剰な緊張が起こり、慢性的な腰痛を悪化させる要因になります。


まとめ

  • Pursuit(パスート) → 動きを追う
  • Saccade(サッケード) → 情報を探す
  • Convergence/Divergence(輻輳・開散) → 距離を合わせる

これらがスムーズに働くことで、
📖 読解力
✍️ 学習効率
🎾 スポーツパフォーマンス
が向上するだけでなく、
💪 姿勢保持や体幹安定にもつながり、腰痛予防・改善に直結します。

逆にこれらの機能が弱いと、
「集中できない」「学習効率が悪い」「球技が苦手」などの問題だけでなく、慢性的な腰痛のリスクが高まります。


当スタジオでのサポート

横浜・本牧の 横浜筋トレスタジオ/横浜ピラティススタジオ では、
👀 眼球運動や感覚統合の評価、
💪 姿勢・体幹安定トレーニング、
🏥 腰痛改善プログラム
を組み合わせて、ひとりひとりに合わせたサポートを行っています。

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