日本の運動療法は世界と比べて遅れているのか?

日本の運動療法(リハビリや運動を使った治療)は、世界の中でどう位置づけられているのか気になる方も多いと思います。結論から言うと、昔は大きく遅れていた部分があったが、今は追いついてきている。ただしまだ課題も残っている、というのが現状です。

1. 昔は遅れていた日本のリハビリ環境

戦後から1970〜80年代頃まで、日本のリハビリや理学療法は欧米に比べてかなり遅れていました。

例えば義足や装具の分野では、海外に比べて制度も教育も未整備で「日本は遅れている」と言われていました。

2. 改善の努力で追いついてきた

その後、国家資格制度や教育体制が整い、徐々に欧米との差を縮めてきました。

義肢装具の規格づくりや専門家の養成なども進み、制度面では「追いついた」と言える部分も多いです。

3. それでもまだ残る課題

ただし課題も残っています。

  • 医師の教育の中でリハビリ医学の扱いがまだ少なく、欧米のように地域や予防医療の場で積極的に活躍できる仕組みは十分ではありません。
  • 作業療法(OT)はアジアの中では早く取り入れたものの、その後の発展が進まず、他の国に追い抜かれてしまったとも言われています。

まとめ

日本の運動療法は、昔は「欧米より遅れている」と言われていたのは事実です。しかしその後の努力で制度や仕組みは整い、改善されてきました。とはいえ、まだ欧米に比べると「地域での予防活動」「質の進化」「医師教育」といった部分には差が残っています。

👉 つまり、「日本は遅れている」というのは 昔の話。

今は追いついてきているけれど、さらに進化させていく余地がまだまだある、というのが正しい理解です。

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