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運動と休養のバランス

横浜筋トレスタジオの宮原崇です。

 

トレーニングをする上で「筋肉」「関節」に着目するあまり、人体の他の機能に対して無頓着になりがちな傾向があるかもしれません。その中でも特に「睡眠」や「体調」に大きく関わってくる自律神経のバランスについては日々のコンディションを良くしていく為に、常日頃から意識をしていく必要があります。人は朝に起床してから、夕方までの太陽が出ている6時〜18時の時は交感神経が優位となり、体温や血圧は上昇してセロトニンの分泌も活性化されて、行動をしやすいように自律神経が調整してくれています。一方で18時以降になると、身体は睡眠に向けて徐々に体温や血圧が低下して、メラトニンは分泌が活性化されて副交感神経が優位になりますが、ここで激しい運動を繰り返したり、飲酒、スマホの液晶画面を就寝直前まで見続ける、などの習慣があると概日リズム(サーカディアンリズム)というものが崩れ、睡眠の質が低下して、結果的に自律神経のバランスを崩すことになります。分かりやすい例として、午前中は仕事でなんとなくやる気が出ないけど、午後や夜になるとやる気や集中力が出る、という方もいるかもしれませんが、このようなケースでも一度サーカディアンリズムを見直す必要があります。特徴として、朝ごはん食べない代わり、昼と夜のどか食い、これは肥満にも繋がりますので、ダイエットを始める前に、生活のリズムが夜型になっていないかを見直すだけでもダイエットの成功率は大きく変わります。

 

自律神経は主に「血圧」「体温」「血糖」「水分」の調整をしてくれる役割がありますが、生活リズムの乱れや必要以上のストレスなどは自律神経の乱れを起こして、全身の体調に影響を及ぼします。具体的には「光が異様に眩しく感じる」「頭痛が起きやすくなる」「肩こりがひどい」「便秘になる」「食後のお腹の張りが続く」「夜中にトイレで起きてしまう」「熟睡できない」「すぐイライラしてしまう」などの症状が現れます。自律神経はシーソのような関係があり、どちらかが上がればどちらかが下がるようになっており、交感神経が優位になれば、瞳孔は広がり、心拍数は向上して、胃腸の活動は低下して、気管支は拡張していきます。副交感神経が優位になればその逆となります。これがどちらかに偏りすぎると、体調の変化が起きるのはなんとなく想像がつくと思います。現代はストレス社会だと言われるようになってからかなりの年数が経過していますが、これは長時間労働や高齢化社会における介護問題などによる肉体的、精神的疲労が原因でのストレス増加、ネット社会における10代からのネット利用時間の長時間使用などによる心身の不調も概日リズム(サーカディアンリズム)が崩れる要因となります。日本は1950年ごろに、蛍光灯が普及してから深夜でも人が活動可能になっており、夜勤という働き方も多くなったことで、生活習慣病の代表格であるメタボリックシンドローム、高血圧、糖尿病、心臓病が増加してきたと示唆されています。これらのことを考慮しても、自然と生活リズムを調和させることはこれらからの時代、益々必要になるのではないでしょうか。

 

本日は以上となります。