👀目と肩こりの意外な関係 〜僧帽筋と脳神経のつながり〜
はじめに
「肩がこるのは筋肉の疲れだけ」と思っていませんか?
実は、スマホやPCを見続けることで起きる 目の疲れ(眼精疲労) と、脳神経を介した信号が、肩こりの大きな原因になることが近年の研究で分かっています。
僧帽筋の過剰な働き
肩から首にかけて広がる大きな筋肉「僧帽筋」。
特に上部僧帽筋は、長時間のデスクワークやスマホ操作で 持続的に緊張 しやすく、これが肩こりの代表的な原因です。
研究では、小さな文字を読む・画面を凝視するといった「近見作業」だけで、僧帽筋の活動量(筋電図で測定)が有意に増えることが示されています。つまり 目の使いすぎ=肩の筋肉の疲労 に直結するのです。
視覚と脳神経の関わり
目の疲れが肩に影響するのは、単なる姿勢の問題だけではありません。
🔹 三叉神経と頸部神経
顔や眼の感覚を伝える 三叉神経(V) と、首の神経は脳幹部の「三叉頸髄複合体(TCC)」で合流しています。そのため、目の疲れやストレスが「肩の痛み」や「こめかみの痛み」に広がることがあるのです。
🔹 前庭神経と視線安定
バランスを司る 前庭神経(Ⅷ) は、視線を安定させるために首の筋肉を使わせる働きを持っています。これが僧帽筋の持続的な緊張につながります。
🔹 副神経と僧帽筋
そして、僧帽筋を直接支配するのが 副神経(Ⅺ)。脳神経からの影響が最終的にここへ届き、肩こりとして感じられるのです。
肩こりが悪化する“悪循環”
- 画面を長時間見続ける
- 僧帽筋が休まず働く
- 筋肉疲労+痛みが発生
- 神経経路を通じて痛みが広がり、さらに肩が硬くなる
この悪循環に入ると「ほぐしてもすぐ戻る肩こり」になりやすくなります。
改善のヒント
- 20-20-20ルール:20分ごとに20秒、6m先を見る
- 呼吸と肩甲骨リセット:深呼吸+肩を下げる動きで緊張をオフ
- 目と首の協調運動:目だけ動かす→小さく首を回す
これらを習慣にすることで、僧帽筋の過剰な働きを防ぎ、肩こりを根本から改善する助けになります。
まとめ
肩こりは「筋肉の問題」だけではなく、目の使いすぎと脳神経のつながりが大きく関係しています。
つまり、肩をほぐすだけでなく「目と神経」からアプローチすることが大切です。
当スタジオの体験セッションでは、最新の科学的エビデンスに基づき、目と首・肩のつながりを整えるトレーニングをご提供しています。
👉 長年の肩こりでお悩みの方は、ぜひ一度体験にお越しください。


