痛みとコレクティブエクササイズの関係
病院で異常なしと言われた痛みを、どう考えるか
痛みがあると「どこか壊れているのでは」と不安になります。しかし、検査で異常が見つからないのに痛みが続くケースも珍しくありません。特に筋肉・腱・筋膜などの軟部組織の不調は、画像に映りにくいことがあります。
横浜筋トレスタジオでは、痛みを痛い部位だけの問題として捉えず、体の使い方や生活背景まで含めて整理し、必要な人に必要な運動を処方します。この記事では、痛みとコレクティブエクササイズ(動きを整える運動)の関係を分かりやすくお伝えします。
痛みは一つの原因で起きない
痛みは「ここが悪いから痛い」と単純に決まることばかりではありません。同じ動きをしても、痛みが出る人と出ない人がいます。これは痛みが多くの要因に影響されるからです。
代表的な要因は次の通りです。
・体の使い方(姿勢、フォーム、左右差、荷重の偏り)
・筋肉や関節への刺激(繰り返し負荷、圧迫、牽引、摩擦)
・回復の状態(睡眠、疲労、栄養、体調)
・運動制御(力はあるのにうまく使えない、タイミングがズレる)
・心理的要因(不安、恐怖、ストレス、緊張)
・生活環境(仕事や家事、座り時間、通勤、育児など)
つまり痛みは、体の構造だけでなく、脳と神経、そして生活条件まで含めた総合的な現象です。
最初に大事なのは方針決定 損傷がある痛みか、ない痛みか
痛みがあるとき、いきなり運動を当てることが正解とは限りません。まずは「方針」を決めることが重要です。大きく分けると2つあります。
1 組織の損傷が疑われる場合
捻挫や肉離れ、強い炎症などが疑われるときは、一定期間の保護や安静が必要になることがあります。時期に応じて、段階的に活動量を戻すことが大切です。無理に動かすと悪化する可能性があります。
2 明確な損傷が強く疑われない場合
この場合は運動療法が役に立つ領域です。動き方の問題、負荷のかけ方の問題、回復不足などを整えることで、痛みの改善が期待できます。ここで中心になるのがコレクティブエクササイズです。
病院で「骨には異常ありません」「画像では問題ないですね」と言われた方は、2のケースに当てはまることが多くあります。
見逃してはいけない危険サイン レッドフラッグの確認
痛みの中には、運動で対応してはいけないものもあります。これを見逃さないことが、安全管理の基本です。次のような症状がある場合は、まず医療機関での評価を優先してください。
・強い外傷後で体重をかけられない、変形や強い腫れがある
・発熱を伴う痛み
・原因不明の体重減少や強い倦怠感など全身症状がある
・腹部痛、陰部痛、出血を伴う
・夜間の痛みが強く、安静でも痛みが増す
・しびれや筋力低下が進行している
こうした場合は、運動で何とかしようとせず、「念のため受診」が必要な領域です。安全が最優先です。
コレクティブエクササイズが効きやすい痛みの特徴
コレクティブエクササイズは、筋肉を強くするというより「正しく使える体に戻す」ための運動です。次のような痛みに特に相性が良い傾向があります。
・動くと痛いが、動かし方を変えると痛みが軽くなる
・左右差が大きい、片側に頼る癖がある
・力はあるのに安定しない、動作がぎこちない
・特定の動作(しゃがむ、歩く、腕を上げる)で繰り返し痛い
・トレーニングや日常の負荷が回復力を超えている
このタイプの痛みは、痛い場所だけを揉んだり鍛えたりするより、体全体の連動を整えた方が改善が早いことがあります。
なぜ動きを整えると痛みが変わるのか
理由はシンプルで、体は「使い方」で負担のかかる場所が変わるからです。
たとえば、
・股関節がうまく使えないまま歩くと、腰や膝が代わりに頑張りやすい
・肩甲骨が動かないまま腕を上げると、肩の前側に負担が集中しやすい
・体幹が支えられないと、首や腰が固定役になって張りやすい
痛みは、弱い場所の問題というより、負担が集中している場所にサインとして出ていることが多いのです。コレクティブエクササイズでは、負担の分散と動作の再学習を行い、痛みが出にくい体の使い方へ戻していきます。
横浜筋トレスタジオの進め方 痛み対応の基本プロセス
当スタジオでは、次の順番で進めます。
1 問診
いつから、何をすると、どこが、どんな痛みか。増える条件と減る条件、生活背景も確認します。
2 安全確認
危険サインが疑われる場合は、医療機関での評価をおすすめします。
3 評価
姿勢、呼吸、可動性、安定性、動作パターン(歩く、しゃがむ、押す、引く)をチェックします。
4 介入
痛みを悪化させない範囲で、動きの癖を修正し、必要な部位が働くように再学習します。
5 負荷設計
強度を上げる前に、回復と頻度を含めた「やりすぎない設計」を行います。
6 再評価
その場の変化、翌日以降の反応、日常動作の変化を見て調整します。
まとめ 痛みは原因を決めてから運動を当てる
痛みは多因子で起こります。だからこそ、痛い場所だけに注目しても改善しないことがあります。
重要なのは、
・損傷があるのかを整理し、方針を決める
・危険サインを見逃さない
・運動療法が適切なら、動きと負荷を整える
この順番を守ることです。
病院で異常なしと言われたけれど痛みが続く。運動すると不安。トレーニングを再開したいが怖い。そういった方こそ、原因の見立てと運動の処方が役に立ちます。
体験のご案内
横浜筋トレスタジオでは、痛みのある方に対しても、評価と安全確認を行った上で「できること」から進めます。無理に追い込むのではなく、日常が楽になる体づくりを優先します。
気になる症状がある方は、体験時に今の状態と不安をそのままお聞かせください。こちらで整理し、方針をご提案します。



