骨盤のゆがみが教えてくれる、あなたの体の「今」
「骨盤が歪んでいる気がする」「反り腰を治したい」
このような悩みを抱える方は非常に多くいます。
骨盤は、身体の中心に位置する“土台”であり、姿勢や呼吸、内臓機能、さらには脳の感覚バランスにまで影響を与える重要な部分です。
つまり、骨盤のわずかなズレは、見た目の姿勢だけでなく、身体全体の働き方にまで関係しています。
骨盤が歪むと何が起きるのか
骨盤は上半身と下半身をつなぐ要であり、その角度や位置が変わることで、全身の筋肉や関節に影響が及びます。
たとえば、
・骨盤が前に傾くと(骨盤前傾)腰が反り、お腹が前に出やすくなる
・骨盤が後ろに傾くと(骨盤後傾)背中が丸まり、お尻が下がる
・左右の傾きやねじれがあると、片側の腰や膝、肩に負担が集中する
このような小さなズレの積み重ねが、腰痛や股関節痛、膝痛、むくみ、冷えなどの不調を引き起こす要因になります。
下部交差症候群(Lower Crossed Syndrome)
現代人に多い姿勢の崩れとして「下部交差症候群」が挙げられます。
これは、骨盤が前傾し、腰椎の反り(前弯)が強まり、筋肉のバランスが崩れる状態です。
硬くなる筋肉:腸腰筋、脊柱起立筋、大腿直筋
弱くなる筋肉:腹直筋、腹斜筋、大臀筋、ハムストリングス
このバランスの崩れによって、ぽっこりお腹や太もも前の張り、腰痛、ヒップラインの下がりなど、機能的にも見た目にも変化が生じます。
長時間のデスクワークやスマートフォン操作、座り姿勢の悪さが大きな原因の一つです。
骨盤のねじれと仙骨の働き
骨盤の中心にある仙骨は、姿勢の安定を司る骨です。
仙骨が前傾すると骨盤が「締まり」、安定感が増します。
逆に後傾すると「弛み」、関節が不安定になります。
このわずかな動きが、骨盤底筋群や呼吸、さらには自律神経にも影響します。
つまり、仙骨の働きが乱れると、姿勢だけでなく、心身の安定にも影響を及ぼすのです。
骨盤を整えるためのアプローチ
骨盤のゆがみを整えるためには、単にストレッチを行うだけでなく、感覚と動きを再教育することが大切です。
・呼吸を深めてお腹まわりをやわらかくする
・お尻(大臀筋)や太もも裏(ハムストリングス)をしっかり使う
・腰や太ももの前の筋肉を伸ばす
・長時間同じ姿勢を避ける
これらの要素を日常生活に取り入れることで、骨盤の安定性が高まり、全身の動きもスムーズになります。
スタジオでの取り組み
横浜筋トレスタジオでは、「感覚運動科学(Sensory-Motor Science)」の視点を取り入れ、姿勢・呼吸・感覚入力を統合的に評価しています。
骨盤を“整える”だけではなく、身体が自ら安定を取り戻すための感覚と運動の再教育を行うことを目的としています。
その結果、単なる姿勢改善や腰痛予防にとどまらず、全身の動き・呼吸・感覚の調和を取り戻すことができます。
【横浜筋トレスタジオ】
住所:横浜市中区本牧原15-6 グロブナースクエア3F-C
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