腰痛予防に負荷が強い腹筋運動をしない方が良い理由

横浜市中区本牧原バス停前にある横浜筋トレスタジオです。

今日は文化の日ということで、午前中は小雨でしたが午後にはすっかり気持ち良い秋晴れとなりました。朝8時からセッションが始まり、相変わらず心地よい忙しさで1日が充実しております。

さて、今回のテーマは「腰痛に対しての対策として腹筋運動は果たして、正しいか?」という真実に迫りたいと思います。

様々な情報が飛び交う中で「昔からある情報を真偽を確かめずに実践する」「なんとなく周りがそうしているからそれを続けている」というケースは非常に多いと思います。もちろん、それで調子よくなれば、万々歳ですし、それらのことを実践して痛みが助長されたり、痛みを我慢して実践し続けるという場合は身体にとってはとても負担となっているかもしれません。

そもそも「腰椎」と呼ばれている腰の骨は背骨の中でも最も太い形をしているのですが、「捻り」などの剪断力にはとても弱い部分となっています。その代わり、重力に抵抗する為に、圧迫に対しては強い、という特徴を持っています。

横から見たときに背骨の「S字カーブ」が本来の姿なのですが、「姿勢の習慣」「長時間のデスクワーク」などで崩れているケースも多く、これらの状態でいきなり運動をすることで腰痛にリスクが増えることは解剖学的観点からも声を大にして言うことができますので、運動をする前に「身体を整える」ことは必須になります。

なぜなら、腰には「骨」「筋肉」だけでなく、「神経」「靭帯」「椎間板」「血管」で構成されていますので、構造上痛みを感じやすい部位でもあります。痛みが慢性化をすることで、少しのことでも痛みを感じるセンサーが反応してしまい、少しのことでも過剰に反応をしてしまう方も少なくありません。

この腰痛に対しての対策で、ジムなどでよく見かけるのが「腹筋運動」を懸命に行なっている方です。

昔から代表的な運動として写真のように、専用の器具に足をかけて、上体を起こす「シットアップ」という種目や身体をひねるマシンで行う運動です。

これらの運動を行なって、「腰痛が改善されました」という方がいるというのは私自身あまり聞いたことがありません。むしろ腰痛が悪化しているのでは?という印象の方が強いかもしれません。

実際にパーソナルトレーニングでの指導は腰痛の改善を目的にされている方に対して、上記のような運動を行うことはなく、いかに「腰椎に対して負担がかからない身体の使い方」を習得していただいております。

ジムでよく行われている「シットアップ」の運動は腰椎に対して、約3000ニューロン以上の負荷が掛かっていると言われております。1ニューロンが約100グラムですので、キロに換算すると300キロ以上のストレスが腰椎に負担掛かることになりますので、腰痛予防・改善において腹筋運動を日課にされている方は要注意です。

また、早朝に運動をする場合も起床して間もない場合は椎間板周りの水分が多く含まれていたり、背骨を支えている周りの筋肉が緩んでいるので、この時間帯のトレーニングも腰痛持ちにお悩みの方は午後などの時間帯にトレーニングをされることをお勧め致します。

いずれにしても「腰痛=腹筋」というイメージは変える必要がありますね。

横浜筋トレスタジオでは「筋肉をつけたい」「ダイエットしたい」「関節を柔らかくしたい」「スポーツに役立つトレーニングがしたい」「関節の歪みをなおしたい」「関節の悩みを解決したい」「カラダの不調を改善したい」というご要望に対して、正しいカラダの使い方、正しい運動の仕方、他業種の専門家との連携などで問題解決を行なっております。

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