ストレスと体脂肪増加

横浜筋トレスタジオの宮原崇です。

脳がストレスを感じる事で人は交感神経が優位になってきます。この時、体内では腎臓の上についている「副腎」という臓器から、コルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。コルチゾールが分泌される事で、エネルギー代謝で必要であるブドウ糖が肝臓から放出されていきます。運動中でもブドウ糖は放出されていきますが、この時には筋肉の中に取り込まれて、消費して行くという結果になりますが、ストレスでブドウ糖が放出されて行く場合は、筋肉で消化されない現象が起こりますので、肝臓から放出されたブドウ糖は脂肪細胞の中に取り込まれて、体脂肪増加に繋がっていきます。

ストレスを感じて、脳から副腎、副腎からストレスホルモンであるコルチゾールが分泌される事で、肝臓からブドウ糖を放出しつづけたら、当然肝臓内のブドウ糖は不足して、低血糖状態になり、空腹感が出てきますので、脳は緊急事態だと感じて、食事の頻度や量が増えてしまう、という結果に繋がります。これが過食や糖質の欲求が出てくるメカニズムになります。食べて一時的には満たされるものの、ストレス状態が長く続く事で、また先ほどのサイクルで肝臓がブドウ糖を放出する事になりますので、やはりストレスマネジメントをしっかり行わないと、バランスの良い食事を続けていたとしても、栄養が脂肪細胞に流れて肥満体型になってしまいます。

リラックスの仕方は人それぞれだと思いますが、先ずは主食をきちんと毎食食べて、インスリンを分泌させて、トリプトファンからセロトニンを脳内で生成させる事を意識しましょう。また、食事をきちんと毎食摂るということは、咀嚼をする事によって唾液を分泌させ、それに伴い胃の螺旋運動の向上、胃液の分泌向上、腸の動きを活性、腸液の分泌向上などで内臓を活性化させる事に繋がりますので、メンタルを常に良くしていく為にも、「食べないダイエット」「過度な糖質制限ダイエット」ではなく、心身共に健康に繋がる「正しく食べるダイエット」を目指す事がお勧めです。

横浜筋トレスタジオでは「きちんと食べてダイエットをする」方法を推奨しています。ご興味ある方はホームページよりお申し込みをお願い致します。