歩行で大切な3つの機能とは

こんばんは!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。

日中は青空で気持ちよく、80歳代のクライアント様と1時間ほど歩く事ができました。

この歩く為に多くの方が勘違いしているのが「筋力向上が必須」だということです。

歩行中に「バランス低下」「階段の上り下りが苦手」「段差につまずく」問題に対して「筋力向上」を図れば、問題解決すると考えております。

現実的には筋力向上を行なっても、歩行のこれらの問題に対しての解決方法になりません。

その理由として、高齢者の多くの方が歩行に必要な筋力はすでに持ち合わせており、どちらというと筋力をうまく扱える為に必要な機能が低下している、ことの方が多いです。

具体的には、身体のバランスを司る耳の奥にある「前庭器」

前庭器と兄弟関係にある「視覚」

足裏の感覚や姿勢に関与する「体性感覚」

加齢や偏った運動方法、運動不足によってこれらの機能が低下して、歩行動作に問題が生じるようになります。

これらを改善する為には上記3つの機能に対して、どこが最も機能低下しているのか?

という現状把握をしていく必要があります。

筋力向上だけに重点を置くと、運動に費やした時間が無駄になってしまう可能性もありますので、包括的に運動をしていくことがお勧めです。