お腹を凹ます目的

こんばんは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。

今日も1日があっという間でした。

それだけ充実していているのでありがたい限りです。

さて、今日のお客様とのセッション中にこんなご質問がございました。

「腹式呼吸をする時、息を吐く時は意識的にお腹を凹ませた方が良いですか?」

このお客様に腹式呼吸をお勧めした理由として、直接的ではないのですが、間接的にひざ痛を改善するために行っていただいております。

腹式呼吸が上手くできると骨盤、股関節の正しい位置が作りやすくなります。

もちろん、腹式呼吸だけを行えるようになったらそこで終わりではなく、ここから呼吸と全身の動きを組み合わせていきます。

これにより、歪んでいた身体がリセットされます。

前置きが長くなりましたが、ご質問いただきました答えは自然に息を吐ききるということです。

息を吐ききることによって、新たに外の環境から息を体の中に取り入れることができるのです。

ちなみに、息を吐いてお腹を凹ますことを専門用語でドローインと言います。

これは7、8年くらい前に腰痛の人に対して理学療法の現場で使われ始めたのがきっかけで、フィットネス業界でも一時よく聞くワードでした。

当時、私はトレーナーをやりながら、スポーツクラブでスタジオインストラクターの仕事もしておりましたので、レッスン中に参加者の皆さんに「お腹を凹ませて、体幹を安定させてスクワットしましょう」なんて教えていました。

自分でそう言いながら「お腹を凹ませてスクワットなんて体幹は全く安定しない」と自覚しておりました。それでもそのように指導するのが所属会社の決まりでしたで、それに従っていました。

なぜこのような間違いが当たり前のように行われていたのでしょうか?

実はこのドローインというトレーニングはお腹を凹ませることで体幹を安定すると勘違いされていたのです。

ドローインはお腹の奥にある腹巻のような腹横筋(ふくおうきん)を活性化させるには良いトレーニングなのですが、間違ってもこの状態でスクワットなどの高重量トレーニングは行わないことです。

長くなってしまいましたが、本日は以上です。

貴重なお時間を誠にありがとうございました。