月経前症候群とは

女性で「月経前症候群(PMS:Premenstrual syndrome)に悩まされているケースも少なくないようです。

米国産婦人科学会が設けている月経前症候群に診断基準というものが存在しています。

月経前症候群の症状として「抗うつ気分」「怒りの爆発」「イライラ」「不安感」「混乱した気分」「社会的引きこもり」「乳房痛」「乳房の張り」「下腹部膨満感」「頭痛」「関節痛」「体重増加」「むくみ」などの症状が、過去3回の月経周期において、月経開始前5日間の中で最低でも一つの症状が存在している、とのことです。

心理的や行動的な症状をもう少し詳しく見ていきますと「食欲の変化」「過食」「嗜好の変化」「特定の食べ物に対する食欲増加」「疲労感の増大」「無気力」「意欲の減退」「気分の変動」「睡眠障害」「集中力の低下」「孤独感」「不安感」などいです。

月経前症候群の発生の周期としては「黄体期」であり、多くの性成熟期の女性が月経前に心身の違和感を経験しています。この原因を特定することは難しいですが「性ステロイドホルモンと神経伝達物質との関係」と「自律神経活動動態の関与」が大きく影響しているのではないか、と考えられています。

「性ステロイドホルモンと神経伝達物質との関係」によって月経前症候群を誘発してしまう要因には「セロトニンの分泌量」「ホルモンの感受性の差」などが考えられています。

「自律神経活動動態の関与」によって月経前症候群が誘発されてしまう要因には「交感神経と副交感神経のバランス機能調整の低下」「睡眠の質による自律神経の乱れ」などが考えられています。

これらの症状に対してご自身で行えるセルフケアは「適度な運動」「カフェイン・アルコールの適切な量のコントロール」「睡眠の質を向上させる」「夜ふかしをしない」「栄養バランスを考えた食事をする」など、健康的な生活を意識することが大切でありますので、参考になれば幸いです。

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