歩く上で筋力よりも、外の情報をきちんとキャッチできているかが大切

Monochrome blue retro pop art engraving human brain with eye glasses vector illustration in side view isolated on red background

こんばんは、横浜筋トレスタジオの宮原崇です。

健康づくりにおいて年齢を重ねると、気になるのが「眼の健康」だと思います。「眼が見えにくい」「眼が霞む」などの問題に対して、眼科に行くことはありますが、「視覚機能に問題がある」と認識して、何かしらの対処をしようとする人は少ないのではないでしょうか。

この「視覚機能」に問題が生じることで「スポーツパフォーマンス」「学習能力」「仕事に対する集中力」「対人関係」「姿勢」「歩行機能」「自律神経」など、様々な影響を及ぼします。

学生時代も健康診断で「視力測定」をして「1.5以上あった」とか「0.3に下下がっていた」という数値ももちろん大切なのですが、運動と眼を絡ませて健康づくりを行う際には「眼に入ってきた情報がきちんと正しくキャッチしているのか」ということを重要視して行きます。

例えば、道を歩いている時に、実際にはそんなことないのに、地面が歪んで見えて、その情報を脳に伝えることで、脳はその通りに全身に指令しますので、地面の歪みに対して、適応できるように身体もそのような使い方をしてしまいます。平面なのに、下り坂に見えてしまう場合は、身体もそのよう使い方をしてしまいますし、止まっているゴルフボールを打とうとした時に、やたらと遠くに感じて全身の力みに繋がってしまうことも多々あります。

視力では1.0以上見えていて、何かしらの身体における問題、歩行など日常生活、肩こり、腰痛、スポーツパフォーマンスに影響がある場合は、一度「視覚機能に問題がないか」に着目することで、問題解決の糸口がもしかしたら見つかるかもしれません。

なぜなら、人体における「眼球」は脳の一部として考えられており、五感の中でも「視覚」は全体の感覚の中で、80%近い大きな割合を占めております。それだけ人間は視覚からの情報を頼りにしてきておりますので、この視覚機能に問題が生じるだけで、健康に対する影響は相当大きいと想像がつくかと思います。

実際に当スタジオに通われているクライアントの皆さまにも、視覚機能を改善する為に、お勧めの眼鏡店で、視覚機能改善の為のメガネを作って頂いた後、トレーニングをして頂いたり、日常生活を送っていただくことで、お悩みの症状が改善されたケースも多々あります。今後の健康づくりにおいて、視力の良し悪しに加えて、視覚機能を向上させて、全身と統合させることに着目することで、健康づくりの質が上がるのかもしれません。

健康づくりの参考になれば幸いです。