反り腰改善エクササイズ

こんにちは。横浜筋トレスタジオの宮原です。

今回は反り腰や肩こりにお悩みの方にお勧めしているローブリークのサイドリーチという種目をご紹介させて頂きます。

ローブリークのサイドリーチの効果は、まず広背筋や脊柱起立筋のストレッチや抑制にとても有効的です。これらの筋肉は腰を反らせるなどの作用がありますので、改善の為には広背筋や脊柱起立筋といった筋肉を抑制することは必須となります。身体を支えている側の筋肉や腹斜筋の活性化、そして上側の足の股関節屈曲筋群の伸長や抑制に効果的です。それ以外にも、肋骨周りの弾力性や可動性を深めたり、肩甲帯の安定性の向上に効果的なサイズにありますので、ぜひ行ってみてください。

続いてこのエクササイズの効果を見ていきましょう。エクササイズの効果は3つあります。

1つ目の効果としては、伸ばしている側の広背筋の伸長や過剰な緊張の抑制、そして脊柱起立筋の伸長と過剰な抑制に効果的です。

ローブリークのサイドリーチは最初の段階で行う種目であり、伸展や過剰な筋肉の緊張の抑制エクササイズとして使っていきますので、がんばりすぎず、緊張しすぎず行うというのがポイントとなります。広背筋、脊柱起立筋という筋肉の特徴は骨盤の前傾や脊柱の伸展、肋骨の外旋に関わる筋肉です。さらに広背筋は肩関節の内旋にも関わってきますので、ローブリークのサイドリーチで骨盤を後傾、脊柱屈曲肋骨内旋、肩外旋をとっていただくことによって、広背筋や脊柱起立筋を引き伸ばしながら抑制をかけていくことが可能となります。

2つ目の効果は上側の脚の大腿筋膜張筋、大腿四頭筋、腸腰筋と呼ばれる股関節屈曲筋を伸ばす上でも効果的です。これら股関節屈曲筋の緊張が強くなっていると、骨盤が前傾方向に引っ張られてしまいますので、このローブリークのサイドリーチを行うことで、上側の足の股関節屈曲筋群を伸長・抑制し、骨盤を正しいポジションに戻していきます。

3つ目の大きな効果としては、支えている側の筋肉や筋肉の活性化に効果的です。体を支えるために肘で地面を押すことによって、前鋸筋(ぜんきょきん)や腹斜筋(ふくしゃきん)にスイッチが入り、肩甲胸郭関節の安定性が高まります。

このようにピラティスは一つのエクササイズに沢山の要素と効果がありますので、一つずつエクササイズを正しくこなしていくことで身体はものすごく機能が向上して全身の調子が良くなっていきますので、お勧めです。

横浜ピラティススタジオのインスタグラムでも様々なエクササイズを紹介しておりますので、よろしければご覧になってみてください。