ピラティスと脳機能の関係

ピラティスは「姿勢や体幹を整える運動」という印象が強い一方で、近年は脳機能(注意力、判断力、記憶、仕事の効率など)との関係にも注目が集まっています。
ただし大事なのは、現時点の研究では「必ず脳機能が上がる」と断言できるほどの結論には至っていない、という点です。この記事では、一般の方が納得しやすい形で、分かっていることと限界を整理します。

脳機能とは何か

脳機能といっても範囲が広いので、ここでは日常で実感しやすい項目に絞ります。

・集中力が続く
・注意が散りにくい
・段取りが組める(実行機能)
・切り替えが速い
・物忘れが減る
・歩く時にふらつきにくい(運動と認知の同時処理)

ピラティスが関わりやすいのは、特に「注意」「実行機能」「身体を動かしながら考える力(デュアルタスク)」の領域です。

ピラティスで脳機能は良くなるのか

一方で、12週間のピラティス介入で高齢者の認知パフォーマンスを評価した研究があり、体力面だけでなく認知面も検討されています。
ただし、ピラティス介入研究はサンプルが大きくないものも多く、測定方法もばらつきがあるため、「誰でも確実に上がる」と言い切れる段階ではありません。

結論としては次のイメージが現実的です。
ピラティスは脳機能にプラスに働く可能性はあるが、効果の出方は個人差が大きい。特に、頻度や強度、内容設計が弱いと変化が出にくいこともある。

病気がある人の研究ではどうか

興味深いのは、多発性硬化症(MS)のように認知機能やデュアルタスク能力が課題になりやすい集団で、オンラインピラティスが認知機能とデュアルタスク成績に良い影響を示したランダム化比較試験が報告されている点です。
もちろん、これは疾患特性のある集団の話なので、健康な方にそのまま当てはめるのは慎重であるべきですが、「ピラティスが脳機能領域でも研究対象になっている」こと自体は重要です。

なぜピラティスが脳に効きうるのか

脳機能の変化は、脳だけを直接鍛えて起こるというより、身体・呼吸・注意の使い方がセットで変わることで起こりやすくなります。

ポイントは次の3つです。

1 呼吸と姿勢が整うと、集中しやすい土台ができる
胸郭や骨盤帯が安定すると、身体が余計な緊張を起こしにくくなります。結果として「頭がブレない(頭がグラつかない)」状態を作りやすく、作業中の集中や判断が安定しやすくなります。

2 目線・バランス・体幹を同時に扱うので、脳にとって課題が多い
ピラティスは、ただ筋肉を動かすだけでなく、フォームの精度や呼吸、左右差、骨盤・胸郭の位置、目線の安定などを同時に扱います。
この「運動+注意」の要素は、脳機能、とくに実行機能に関連しやすい領域です。運動介入が実行機能に有益になり得るという整理は、運動全般の研究としても一貫して語られています。

3 継続的な運動は、脳の健康に関わる生理学的要因とも関連する
運動は神経栄養因子などを介して脳の健康に関わり得る、という整理があり、ピラティスを含むボディーワーク系の運動も研究対象になっています。
ただし、ピラティス単独でその指標が一貫して改善すると断定できるほど、研究が揃い切っているわけではありません。

横浜筋トレがお勧めする脳機能目的でピラティスを行う時のコツ

脳機能は、やり方で差が出やすい領域です。スタジオでの実務としては、次を押さえると成果が出やすくなります。

頻度
週1でも良いが、理想は週2。少なくとも12週間は継続する

強度
楽すぎる内容だけだと変化が出にくい。安全の範囲で段階的に課題を上げる

内容
姿勢制御、呼吸、バランス、体幹固定だけでなく、目線やリズム、左右差調整も入れる
日常動作につながる課題(立つ、歩く、片脚、方向転換)も混ぜる

評価
姿勢だけでなく、ふらつき、歩行、疲れにくさ、集中の持続、仕事の段取りの立てやすさなど、体感指標も一緒に追う

横浜筋トレスタジオでできること

当スタジオでは、筋トレとピラティスを「身体だけ」ではなく「日常のパフォーマンス」までつなげる設計で提供しています。

・呼吸と姿勢を整え、頭がブレない土台を作る
・体幹とバランスを上げて、動作中の迷いを減らす
・フォームの精度を上げて、運動効率を高める
・結果として、集中や判断が安定しやすい状態を狙う

脳機能は、特別なことよりも「継続できる正しい運動習慣」で差が出ます。まずは体験で、身体の変化と頭のスッキリ感を確認してください。

体験料金:8,800円
営業時間:6:00〜18:00

ご予約は、スタジオの案内ページからお申し込みください。