視覚の緊張と身体の連動性

こんばんは!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。

11月に入り、繁忙期になりましたのでインスタとフェイスブックの更新頻度を控えることにしました。時間は1日24時間という制限の中で、物事に取り掛かる優先順位を変更した今日この頃です。

さて、人間は情報取得をする際に視覚機能を優先的に使用します。

大脳皮質の約30%の面積を利用して、視覚情報の処理を行うと言われておりますので、脳の中でもかなり割合の大きさで幅を利かせております。

脳の中でそれだけ大きな割合で、視覚からの情報処理を行なっているという事は、視覚にどのような情報を入れるかによって、脳の緊張やリラックスを作り出している、という形で言い換えることもできます。

「脳の緊張、リラックス」ということは、「全身の緊張、リラックス」にも繋がりますので、慢性的な肩こり・腰痛、姿勢改善に関してはいかに、視覚の緊張と弛緩をコントロールしていくかが、大切になってきます。

「視覚の緊張・リラックス」のそれぞれの状態では、3つの要素に着目していく必要があります。

一つ目が「視野」です。

集中して新聞や本を読んだり、集中しないと見えない時、視覚は緊張して、「視野」は1~2度の幅しかない中心視野を使用するようになります。ものをしっかり眼で捉えて行こうとする場合、この1~2度しかない中心視野を使用する場合、二つ目の要素である「眼球運動」は固定されます。

このとき、三つ目の要素である「頭と頚部(首)」は一体となって、肩周りや首周りも緊張する、というような形となります。

このように、スマホやネット環境での視覚システムの長時間使用によっての全身の影響というのは、イメージよりも大きく、どのように対策や身体のメンテナンスをしていくか、という事が健康づくりのテーマにもなってきます。

健康づくりの参考になれば幸いです。