呼吸で性格も変える

おはようございます!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。

呼吸が過剰になっている方の胴体(胸郭)は空気が入りすぎて、パンパンになっていることが多く、これによって腰を反り返したり、肩甲骨の位置が本来の場所からかけ離れた位置になり、その影響によって肩関節が硬くなったりして骨盤の歪みなどにも繋がりやすくなります。骨盤の歪みから腿の付け根のつまり、ひざ痛のリスク増大も考えらるので、やはり呼吸機能を整えることは身体の健康においても必要な要素となるのではないでしょうか。

呼吸機能の改善には意外にも「攻撃的な性格」「乱暴的な言動」なども改善できることが期待できます。呼吸には「生化学的変化」と「生態力学的変化」の改善が見込める以外に「精神生理学的変化」というもの改善できることも期待できます。先ほど述べたように、「攻撃的な性格」「乱暴的な言動」の他に「仕事に対する集中力向上」「勉強に対する集中力向上」「表情が柔らかくなる」「精神的疲労の減少」「人に不快な言動をしなくなる」など良い人間関係の構築において必要な要素が、呼吸機能が向上することで、それに伴い脳の酸素供給量が向上して、脳機能が活性化されて上記の様々な症状が改善しやすくなります。このような観点からも私は日常的から「性格」「言動」その他「体内環境」「身体機能」と呼吸機能は一致しやすいと考えておりますので、呼吸機能の改善に関しては運動プログラムの中に入れる頻度が多くなります。

それでは呼吸に関してはいくつかの原理原則が存在しますので、そちらに関して詳しく見ていきましょう。呼吸という行為が成立するためには、呼吸器系というものが存在します。呼吸器系には「鼻腔」「咽頭」「喉頭」「気管」「気管支」「肺」で構成されています。外になる空気を体内に取り入れて、体内にある空気を吐き出す、具体的には酸素と二酸化炭素のガス交換をするのが主に、肺の役割であり、その際に空気の通路の役割を担っているのが「気道」となります。このガス交換を「換気」と言いますが、換気には「安静時換気」と「努力性換気」の2つに分類することが可能となります。「安静時換気」は睡眠時やリラックスしている時、「努力性換気」は全力でダッシュしたあとに起こるゼーゼーハーハーになる肩で呼吸するようにな時に現れます。空気の特徴として高圧から低圧に向かって流れていくというものがありますので、意識的に身体のどこどこに空気を入れる、みたいな操作は出来ないと考えた方が現実的かもしれません。体内に入ってきた酸素は人間が活動していく上でのエネルギーになっていきますので、できるだけこの活動に対して良い運動の仕方が望ましいです。

健康づくりの参考になれば幸いです。