鉄のサプリだけでは貧血に対処出来ない理由

横浜市中区本牧原バス停前で「生活習慣病の予防・改善ダイエットサポート」「肩こり・腰痛予防改善」「中高齢者の筋力向上・歩行改善」「筋トレ」「ピラティス」「野球サポート」を主体に仕事をさせていただいております、横浜筋トレスタジオ代表の宮原崇と申します。

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貧血・鉄欠乏には数種類存在しています。

栄養療法においては、それを見極めて、必要な栄養素を加えて対処していきます。

「鉄欠乏性貧血」の場合、血液検査データ項目で、ヘモグロビン、フェリチン、MCV、TIBC、UIBC、血清鉄で判断します。

特に、この中で「Hb:ヘモグロビン」「フェリチン」が低い場合は鉄欠乏性貧血の可能性が高くなります。

ただし、フェリチンが基準値の50を超えていて、一見正常に見えても、鉄欠乏性貧血を起こす方もいます。

このフェリチンというタンパク質は体内で慢性炎症が起きていると、数値が上昇するという特性を持っています。

そのため、慢性炎症がある場合は、カンジダやSIBOなどの腸内環境を良くするための栄養療法を先決となります。

そうではなく、純粋に鉄欠乏性貧血の場合は「鉄」「たんぱく質」「糖質」「消化酵素」「ビタミンB6」「ビタミンC」「有機酸」の栄養素を意識して摂取していきます。

更に、赤血球の大きさで分ける貧血も存在します。

それが巨赤芽球性貧血です。

こちらは血液検査データのMCVの値で判断をしていきます。

ここから「ビタミンB12欠乏」なのか「葉酸欠乏」によるものなのかを見極めていきます。

「ビタミンB12欠乏」の場合は、胃酸分泌を促す梅干し、レモンを摂取していき、加えてベタインHCL、動物性たんぱく質、発酵食品を摂取していきます。

「葉酸欠乏」の場合は、ほうれん草・小松菜などの葉物野菜、葉酸サプリを摂取していきます。

最後の貧血の種類は「溶血性貧血」です。

溶血性貧血の場合は赤血球の膜が弱くなっており、破れている状態のこを示しております。

推測項目は間接ビリルビン、血清鉄、血清亜鉛の項目を見ていきます。

赤血球の膜を強くする為には亜鉛とビタミンAの摂取が必要となります。

また、赤血球の膜を生成する為の材料として、コレステロールが必要となります。

LDLコレステロールの数値が80未満の場合は、低栄養状態であり、消化機能が上手く機能していない状態であります。

対策として三大栄養素をしっかりと摂り、消化酵素、シンバイオティクスの摂取を意識していく事が大切です。

参考になれば幸いです。

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