肩の脱臼とは???

こんばんは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。
今日も雨ですが、昨日のトップトレーナーによる講演会に参加できたお蔭で、朝から気合いが入りました。

さて、先日地元の先輩が肩の脱臼をあまりにも頻繁に行うので、手術をしたとのことでした。
そもそも肩の脱臼とは肩の関節がどのようになっている状態なのでしょうか?
今回は肩関節の脱臼について、見ていきたいと思います。

肩関節の脱臼ポジションでもある外転と外旋の方向に強い力が加わると脱臼をしやすくなります。
単なる関節が外れるだけでなく、「脱臼」と診断された場合は肩関節周りを支えている靭帯なども損傷しています。
外転と外旋ポジションで脱臼をした時は、バンカート病変(Bankart lesion)かHAGL病変という症状になります。

バンカート病変とは肩甲骨の関節窩と呼ばれている部分の骨がはがれてしまうことです。一方でHAGL病変のHAGLとはHumeral Avulsion Glenohumeral Ligament lesionの略であり、上腕骨の関節包靭帯が破れる症状です。


昨日の記事にも書かせていただいた、前下関節上腕靭帯(AIGHL)がバンカート病変の影響でゆるゆるの状態になりますので、肩関節の外転+外旋動作で骨頭を前方に出す、アプリヘンジョンテストという評価方法で肩の前下方の組織が正常かどうか分別できます。

本日は以上です。