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運動神経というより視覚機能の問題

横浜筋トレスタジオの宮原崇です。

 

球技などで「ボールが取れない」「バットにボールが当たらない」「普段は良いボールを投げるけど、マウンドに立った瞬間に遠近感が掴めず、いつも通りのボールが投げられない」「仕事中の集中力が持続しない」「姿勢がいつもわるいと言われる」などこのようなケースに対して、周りは「運動神経がわるい」「仕事ができない」というレッテルを貼りがちですが、その前に「視覚機能」に問題がないかを把握しておくことがお勧めです。日本は眼鏡を取り扱う専門家である認定検眼士の資格は他国と違って国家資格制度ではない事や、先進国と比較して視機能に対しての意識低下によって「視覚」からの介入が少ない現状があります。人は視覚からの情報で身体動作制御を80%以上決まって来る事を踏まえても、視覚機能に対する意識は老若男女問わずお勧め致します。実際にトレーニングをして、筋力が向上して、それでもパフォーマンスが向上しない場合は、多くのケースでこの「視覚機能」に問題が残っていたり、足底からの入力情報が誤っている為、体性感覚自体に問題あるケースも多々あります。その場合は当然、信頼出来る眼鏡店やインソール専門家をご紹介させて頂き、身体の条件を整えた上でトレーニングを行うケースが多いです。

 

視覚の機能の中で人が最も気にしているのは「視力」だと思います。小学校でも視力検査は健康診断の項目に入っており、保健室などで行なった記憶がある方も多いのではないでしょうか。運動や日常生活のパフォーマンス向上をさせていく上で、視力は1.0以上あることが理想なのですが、この他に「眼球運動」が適正に出来ているかどうか、を確認する必要があります。眼球運動には大きく分けて視線を安定させる、視線を移動させる、という2つの機能があります。専門用語になると、漢字が沢山になります。「固視」「輻輳」「開散」「滑動性追従眼球運動」「衝動性眼球運動」「前庭動眼反射」などです。例えば、ボールペンの先を集中して見たまま、頭を右に向けた時に、眼球はそれとは逆の方向に動くようになります。この事を「前庭動眼反射」と呼びます。前庭系に問題があればこの機能は表出しづらくなります。前庭動眼反射を更に詳しく脳内の活動を見ていくと、正面を見ている時に頭を右側に向いた時に、右側の半規管に関わる神経が興奮します。その結果、右側の前庭神経核から左側の外転神経核から左側の眼球外直筋、右側の動眼神経から右側の眼球内直筋の興奮、右側の眼球外直筋の抑制、左側の動眼神経核から左側の眼球内直筋の抑制という流れで、「右の眼球は内転、左側の眼球は外転」という正常な結果に繋がります。

 

眼球運動の多くある機能の一つを例に出しましたが、球技や方向転換を求められるスポーツ、日常生活で快適に過ごす為に、眼球運動に刺激を入れる事と運動を掛け合わせる事がとても役立つのだ、という認知を頂けたら嬉しく思います。眼球周囲にも筋肉が存在しておりますので、ぜひご自身の眼球運動の特徴を把握して、ビジョントレーニングを取り入れてみてください。

 

横浜筋トレスタジオでは筋トレとビジョントレーニングを掛け合わせた方法を実施しております。体験のお申し込みはホームページにてお願い致します。