なぜ腰痛で視覚を要素が入るのか

昨日はトレーニングにおいて「筋力の強弱」「関節の硬い柔らかい」だけで判断して、腰痛・肩こりなどの症状に対して問題解決を図ることに加えて「視覚」という要素を取り入れる事がお勧めです。

という事をお伝えさせて頂きました。

それでは、当スタジオのような「運動」を専門とした施設が「なぜ、視覚への介入を推奨しているのか?」ということについて、今回は解説いたします。

復習になりますが「視覚」とは「遠くが見えている、見えていない」を判断する「視力」のことではありません。

視覚とは「目から入ってきた情報が、正確に脳に伝えられているかどうか」ということになります。

例えば、野球のボールが空中に上がり、キャッチするためにボールの落下地点に素早く身体が反応できるか?

目標物に対して身体が上手く操作できるか?

歩行時に危険物を正確に避けて、段差などの高さを正確に目で捉えらるか?

という事を意味しています。

私たちは体の外側から入ってくる情報に対して「視覚が70%以上占めている」と言われています。

その為、この視覚の歪みを正すことで全身に与える影響はとても大きくなります。

具体的には「聴覚」「筋骨格=歪み、出力」「自律神経=緊張、疲労」「前庭覚=バランス」「固有感覚」「姿勢不良」「動作不良」などの要素に大きく影響を与えます。

多くの人が悩んでいる「不良姿勢」の改善も実は「視覚」に問題がある方が多いのも事実であります。

不良姿勢の特徴として、身体が緊張して、頭が前に突出していて、じっと同じ方向を見つめる「固定視」に慣れてしまっています。

この姿勢が「正常」だという事が脳が既に学習をして覚えてしまっていますので、「顎を引いて、胸を張って、頭を後ろに引きましょう」と周囲がアドバイスしたとしても、本人にとってはそちらの方が「異常事態」にあります。

当然、頭を引いた良い姿勢が長続きすることはありません。

パソコン、スマホを長時間見る習慣が日常化されていれば、画面をじっと見つめる事が多いわけなので、「視野が狭く」なりますので、これを解放するために「スポーツ」「森林浴」を取り入れて「視野を広くして視覚機能を改善する」事が不良姿勢を正す第一歩となります。

視覚を訓練すること=脳神経を訓練すること

でもありますので、これらの考えを基に私たちはパーソナルトレーニングのプログラムの中に「視覚」の要素を取り入れています。

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