筋肥大=痛み???

こんばんは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。

今日は昨日と違って秋らしい天気となりました。

「暑さも寒さも彼岸まで」とよく言いますが、今日からお彼岸入りしたので昔の人の知恵は本当に凄いと思います。

今はネット社会で相当進化していて、今後も更なる進化を遂げて生きていく上でネットは必要不可欠な時代になっていくと思いますが、昔の日本人が何もないところから生み出した貴重な知恵や文化などは人間が人間らしく生きていくために残っていて欲しいという思いがあります。

さて、以前にすごくマッチョな方から「肩が痛い」というご相談を受けました。

よく筋肉不足が原因で関節を痛めたと聞きますが、このようなケースの場合は何が考えられますでしょうか?

驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は筋肉が多すぎても肩を痛めてしまう可能性があるのです。

特にベンチプレスなどで使う大胸筋(だいきょうきん)と懸垂などで使われす背中の大きな筋肉である広背筋(こうはいきん)が発達すればするほど、肩の痛み伴うリスクは増大します。

と言いながら私もこの2種目は大好きで普段のトレーニングで実践しています。

私はトレーニングの前後は痛みが出ないように可動域を確保しているので大丈夫なのですが、トレーニングだけ行い筋肉の肥大が進むとリスク増大する原因として、

  • この2つの筋肉は腕を内側にねじる機能(上腕骨内旋)を持っている
  • 筋肉が肥大するということは常に腕は内側に捻られている可能性が高まる
  • 上記の状態で腕をバンザイすると挙げきった時に、本来の動きでないために肩の負担がかかる
  • バンザイの本来の動きとは腕を挙げて最後の辺りで自然と外側に捻る(外旋)

以上のことを考えるとこういう時は無理をせずに、やみくもに筋肉を鍛えるのではなく、身体の機能を考えてその時に必要な運動を取り入れることをお勧めいたします。

本日は以上です。